K-インディーゲーム開発スタジオONW Studio Inc.(오뉴월스튜디오)が開発し、GaniTani(가니타니)がパブリッシングするサイバーパンク2Dアクションアドベンチャー『Veiled Edge(베일드 엣지)』が9月3日にNintendo Switchで正式リリースされる。2024年11月29日のSteamアーリーアクセス開始から約1年を経てのコンソール展開だ。現在Nintendo eShopで事前予約受付中。
2099年・フルダイブが当たり前の世界——仮想と現実を跨ぐ陰謀を追う
他者の経験を脳に直接移植して体験できる「フルダイブ(Full-Dive)」技術が普及した2099年の未来都市が舞台だ。巨大企業「シタデル(Citadel)」の解決屋「ラピッド(Rapid)」と天才ハッカー「レナ(Lena)」が、仮想世界で発生した児童失踪事件を調査する中で、仮想と現実を巡る巨大な陰謀に巻き込まれていく。
遊園地章は爽快アクション、ハッキング章はパズル——チャプターごとにジャンルが変わる実験的設計
本作最大の特徴が、チャプターごとに完全に異なるプレイスタイルへと変化する実験的な構成だ。
遊園地を舞台にしたチャプターでは速度感あふれる移動と打撃感を中心としたアクションが展開される一方、ハッキング能力を扱うチャプターでは環境の変化とパズル解決が核心になる。各チャプターの独立したメカニズムが多彩な体験を密度高く詰め込んでいる。
レナのハッキング能力はマップ構造と周囲の環境を変化させて新たな移動ルートを作ったりパズルを解いたりと、戦闘以外にも広く活用できる。主人公の瞬間移動技術「シフト(Shift)」も回避・反撃・緊急離脱など多彩な用途で戦闘と探索の両面で機能する。
精巧なピクセルアートのネオン輝くサイバーパンク都市——メトロイドヴァニア×ローグライト要素も
精巧なピクセルアートで再現されたサイバーパンク世界観が本作のビジュアルの核心だ。Steamタグにはメトロイドヴァニアとローグライトも登録されており、深みのある探索と反復プレイ要素を備えた設計であることが示されている。チャプターごとに異なる背景と多彩なキャラクター、ミニゲームが登場し、同一の世界観の中でも各章が異なる色彩とプレイ感覚を持つ。
アーリーアクセスで積み重ねた実績——ユーザー提案がボスやアイテムに反映
ONW Studioはアーリーアクセス期間中、ユーザーのフィードバックと提案を積極的に反映してきた。アイテムのコンセプト・ボスの難易度・ユーザーから集まった多彩なアイデアを実際の開発に取り込み、バグ修正とバランス調整も継続的に実施してきた。
編集部コメント
「チャプターごとにジャンルが変わる」という実験的な設計は、単一のゲームシステムを磨き込む方向とは逆の設計哲学だ。毎チャプターで新鮮な体験を届けようとするこのアプローチが成功するには、各チャプターの完成度がそれぞれのジャンルとして独立して楽しめる水準に達している必要がある。
STOVE 11人全員推薦・Steam 95%という評価は規模こそ小さいが、方向性への信頼を示している。Nintendo Switchの携帯モードとの相性が良さそうで、9月3日のSwitch版リリースがK-インディーのコンソール展開事例として注目したい。








