スペイン・バルセロナ拠点のパブリッシャーJanduSoftが、アクションファーミングローグライト『Voltaire: The Vegan Vampire(ヴォルテール:ザ・ヴィーガン・ヴァンパイア)』を9月30日にPlayStation 5とXboxでリリースすると発表した。ポルトガルの開発社Digitality Gamesが手がけた本作は、トランシルヴァニアを舞台にドラキュラの末子ヴォルテールが血の代わりにヴィーガン食を選択したことで巻き起こる物語を描く。手描き風の独特なアートスタイルと「奇妙で可愛らしい」キャラクターデザインが特徴だ。
昼は農業、夜はヴァンパイア戦闘——一日二層のプレイサイクル
『Voltaire: The Vegan Vampire』は昼と夜でプレイ方式が変化する。
昼間は魔法の種を植えて作物を育て、農場を拡張しながらトランシルヴァニア各地を探索する。収穫した作物はヴォルテールの成長と能力強化にも活用される。
毎晩農場にはドラキュラの手先たちが押し寄せる。肉食を遠ざけ、ヴィーガンを宣言した息子ヴォルテールを挫こうとする父ドラキュラの妨害工作だ。
プレイヤーは幽霊のような手先たちの襲撃からヴォルテールの大切な農作物を守り抜かなければならず、この過程で家族間の奇妙な対立とタワーディフェンスゲームの楽しさを同時に味わえる。プレイヤーはヴォルテールの多様なヴァンパイア能力を活用して押し寄せる敵を撃退し農場を守る必要があり、一般的な敵だけでなく強力なボスとの戦闘も展開される。
血ではなく野菜で進化するヴァンパイア——ローグライト成長システム
成長システムも独特な設定を備えている。ヴォルテールは血ではなく植物性の食事を通じて新たな能力を獲得し、次第に強力なヴァンパイアへと成長していく。
作品は毎回のプレイで得た知識と能力をもとに次の挑戦に備えるローグライト構造を採用した。ここにトランシルヴァニアの多彩なバイオーム(生態系)を探索し、農場の敷地を広げていくシミュレーション本来の楽しさまで緻密に織り込んでいる。
ポルトガル開発社とプラットフォーム別パブリッシャーの二元構造
『Voltaire: The Vegan Vampire』はポルトガルの開発社Digitality Gamesが開発し、プラットフォームによってパブリッシャーが分かれる構造だ。PC版はindie.ioがパブリッシングを担当し、今回のPlayStation 5・Xbox版はJanduSoftがパブリッシングする。
PC版はSteamで「概ね好評(Mostly Positive)」評価を受けている。約100件のレビューのうち70%台後半の肯定的評価比率を記録しており、ゲームの独特なコンセプトと農場経営・戦闘を組み合わせたプレイ方式への関心が続いている。
編集部コメント
「ヴィーガンヴァンパイア」という一見矛盾した設定が、実際には「農業(生産)」と「ヴァンパイア戦闘(破壊)」という二つの相反するゲームメカニクスを結びつける巧みな装置として機能している。父ドラキュラが息子の食生活の選択に反発し夜な夜な農場を襲撃するという家族劇的な対立軸も、単なるタワーディフェンスに物語的な必然性を与えている。
PC版が2023年のリリースから約3年を経てなお70%台後半の好評を維持しているという実績は、このユニークなコンセプトがニッチながら確かなファン層を確保していることを示している。PCで培われた完成度がコンソールという新たなプラットフォームでどこまで新規プレイヤーを獲得できるか、9月30日のリリースに注目したい。
「ボルテル:ザビーガン吸血鬼」関連情報
| アイテム | 内容 |
|---|---|
| 開発会社 | Digitality Games (ポルトガル) |
| パブリッシャー | indie.io(PC)/JanduSoft(コンソール) |
| ジャンル | アクションファーミングログライト |
| プラットフォーム | PC(Steam)、PlayStation 5、Xbox |
| 発売日 | PC 2023年10月26日 / コンソール版(PS5・Xbox) 2026年9月30日 |
| 言語 | 英語、ポルトガル語(ポルトガル)など(韓国語サポート可否未確認) |
| 反応/評価 | スチーム「大体で肯定的」(レビュー約100件余り、肯定比率76~79%) |
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