ベルギーのインディー開発社Joey’s Entertainmentが、gamescom 2026 Future Game Showにて瞑想型サイドスクロールアドベンチャー『The Journey Home(ザ・ジャーニー・ホーム)』の無料Steamデモを公開した。2025年のgamescom現場試遊で「来場者が涙を流した」として話題を呼んだ作品が、ついに一般ユーザーの手に届くことになった。正式リリースは2026年第4四半期PC(Steam)を目標としている。
時間と空間を超えた旅——生と死を問う超現実的な世界
本作は時間と空間の境界を超えた超現実的な世界を舞台に、生と死に関する問いを旅の形で紡ぐ。プレイヤーは主人公の幼少期など様々な時代を行き来しながら、超現実的なパズルへと導かれる。
核心システムは「パルス(Pulse)」だ。対話も説明文もなく、このシステムを唯一の案内として周囲の環境と緊密にインタラクションできる。巨大なホタル・クラゲ・鳥・1950年代風の飛行自動車など多様な存在に乗り移って移動する「ヒッチ・ア・ライド(Hitch a Ride)」要素も実装されている。
カットシーンとローディング画面を最小化し、カスタムカメラシステムとミニマルなUIで旅そのものへの没入を最優先した設計だ。
「INSIDEの緊張感×Journeyの感動」——詩のような演出が生む哲学的な余韻
開発社は本作を『INSIDE』の緊張感ある環境ストーリーテリングと『Journey』の感情的な共鳴から影響を受けた作品として紹介している。感覚的な環境デザイン・ミニマルなゲームプレイ・映画的な演出が組み合わさって、生と死に関する哲学的なメッセージを一篇の詩のように伝える。
脚本はUSA TODAYのベストセラー作家のソフィレイ・ロビンスが担当。ゲームデザインの技術的な領域と文学的なストーリーテリングの感性を融合させた夫婦2人開発体制の作品だ。
gamescom 2025から1年——「来場者が涙を流した」という評判を携えて
2025年のgamescom現場試遊では、ゲームの感動的な雰囲気と主題が来場者に深い印象を残し、一部の来場者が涙を流したという開発社と現場関係者の証言が話題を呼んだ。2026年のgamescom 2026でもFuture Game Showを通じて改めて紹介され、GamesRadar+が本作を「ベストセラー作家が脚本を書いた雰囲気あるプラットフォーマー」として取り上げている。
編集部コメント
「gamescomで来場者を泣かせた」という評判は、インディーゲームのマーケティング言語として最も強力な種類のものだ。感情的な反応は演出で作れても、その場で見知らぬ他人が涙を流すという事実は作れない。
ただし展示会での感情体験と購買に至るプレイ体験の間には距離がある。デモで「涙を流した経験」が実際の30分〜1時間のプレイにどこまで持続するかが、4Q正式版への評価の最初の問いになる。夫婦2人チームがフランダース視聴覚基金(VAF)の支援のもとに完成させたこの作品が、詩として書かれたゲームの体験をどこまで届けられるか——デモが今そこに開いている。
「The Journey Home」に関する情報
| アイテム | 内容 |
|---|---|
| 開発会社 | Joey’s Entertainment(ベルギー、カップル2人スタジオ) |
| パブリッシャー | Joey’s Entertainment (自己公開) |
| ジャンル | 瞑想型サイドスクロールアドベンチャー、2.5Dフラットフォーマー |
| プラットフォーム | PC(スチーム) |
| 発売日 | 2026年第4四半期(正確な日付未定、無料デモは現在公開中) |
| その他 | フランダス視聴覚基金(VAF)支援で製作 |
| スチームページ | ショートカット |















