韓国の1人開発スタジオ「철묘방(チョルミョバン)」が、武侠PvEエクストラクションアクションゲーム『약선전기: 멸지도(薬仙伝記: 滅地圖 / OMFG: The Fate of Mortals)』のSteamページとトレーラーを公開した。デモは2027年上半期、正式リリースは2028年を目標としている。台湾の大手ゲームメディア・バハムト(巴哈姆特)を含む国内外のゲームメディアが相次いで取り上げている。
武功を「習得」するのではなく「借りる」——丹薬が戦闘スタイルを決める
従来の武侠ゲームはプレイヤーが修行を重ねて武功を永久に習得するのが常識だ。本作はその常識を逆転させる。
薬草を採取して丹薬を製造し、その丹薬を服用することで中に封じ込められた武功を「一時的に借りて」使うシステムが本作の核心だ。剣術の丹薬を飲めば剣気を使った剣術を、棒術の丹薬を飲めば棒術を、酒を飲めば酔拳を繰り出せる。しかし薬効が切れれば武功は消える。
つまり戦場に出る前に何の丹薬を準備するかが、戦闘スタイルそのものを決定する。同じキャラクターでも丹薬の選択次第でまったく異なる戦い方が可能な設計だ。
「持って帰るか、さらに深く進むか」——武侠とエクストラクションの融合
戦場はプレイするたびに新たに生成され、地形・戦利品・敵の配置が毎回変わる。プレイヤーは限られた重量と容積の中で何を持ち込むかを決め、探索中に死亡すると所持していたアイテムをすべて失う。
エクストラクション特有の「もっと奥まで進むか、今すぐ引き返すか」という緊張感に、武侠アクションの爽快な戦闘が融合した構造だ。
戦場から帰ったら村で次の遠征を準備する——製造・保管・숙성の循環
無事帰還したら村の拠点で次の探索の準備に移る。獲得した素材で製作台を設置し、保管施設を拡張する。回復薬を作り、次の戦闘で使う丹薬を製造して熟成させる——この戦場と村の往復がゲームの基本的な循環構造だ。
どの素材を確保してどの丹薬を製造するかという判断が、次の遠征の生存率に直接影響を与える設計になっている。
武功という概念が生まれる前の上古時代——神農の後継者となる医者の物語
本作の世界観は武功の概念も文派の体系も整っていない上古時代だ。人々が獣や草木の動きを真似て戦い方を学び始めたばかりの太古の時代を舞台に、あらゆる草を直接口にしてその性質を記録したと伝えられる伝説的な人物「神農(しんのう)」の後継者として、平凡な医者である主人公が旅に出る。
薬草を探求し丹薬を作って武功を借り戦う医者の視点から、後に「最初の仙人」と呼ばれることになる人物の旅を体験できる。
既存の武侠ゲームが「武功とは何か」を当然の前提として扱うのに対し、本作は「武功という概念が誕生する以前」を舞台に設定することで、薬草・丹薬・武功の起源を有機的に結びつけた独自の世界観を構築している。
編集部コメント
「武功を習得するのではなく丹薬で借りる」というシステムは一行で伝わる独創性を持つ。エクストラクション特有のリスク管理と、出撃前の丹薬選択という準備フェーズが組み合わさることで、「何を持って行くか」という判断がゲームの最重要な戦略的選択になる設計は説得力がある。
武功という概念が生まれる前の上古時代という世界観の選択は、武侠ジャンルの文法を知るプレイヤーほど新鮮に感じられる視点だ。デモは2027年上半期・正式版は2028年という長い道のりだが、1人開発という規模からすれば現実的なスケジュールだ。台湾メディアの注目は中国語圏への潜在的な訴求力を示している。
「弱宣電気:滅び」関連情報
| アイテム | 内容 |
|---|---|
| 開発会社 | 鉄墓部屋(大韓民国、1人開発) |
| パブリッシャー | 鉄墓部屋 |
| ジャンル | PvEエクストラクション、アクション、無協 |
| プラットフォーム | PC(スチーム) |
| 人員 | シングルプレイヤー |
| 発売日 | デモ2027年上半期予定/正式発売2028年予定 |
| 価格 | 未定 |
| 言語 | 韓国語、英語、中国語(簡体・繁体) |
| 反応/評価 | スチームページ公開直後、正式ユーザーレビューなし。国内外のメディアに関心がある |
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