ベルギー・ハッセルトのインディースタジオBusiness Goose Studiosが開発・パブリッシングするヒーリングパズルゲーム『Sizeable(サイザブル)』が、Nintendo Switch・Xbox Series X|S・PlayStation 4/5に正式リリースされた。2021年3月のSteam配信以来累計20万本以上を販売し、Steam全体評価96%「圧倒的好評」を維持してきた本作が、コンソールプレイヤーにも届くことになった。価格は$6.99。
月を大きくして満ち潮を起こす——「サイズ変更」が世界と連鎖する
本作のコアメカニクスはシンプルだ。小さなジオラマ世界に配置されたあらゆる物体を自由に大きくしたり小さくしたりできる。変化は環境に連鎖する。
月を大きくすると満ち潮が起きる。木を小さくすると木陰が消えて陽光が水たまりに差し込む。その太陽をさらに大きくすると水が蒸発して雲ができ、その雲を大きくすると強風が吹いて砂が舞い上がり、隠されていた何かが現れる——こうした自然現象の連鎖そのものがパズルの設計になっている。
「月の大きさ→潮→木陰→蒸発→雲→風→砂」という一連の流れを理解して活用することが求められるが、難解ではなく「あっ、そういうことか」という発見の連続として設計されている。直感的な操作の先に巧みな仕掛けが待つ設計が、5年越しに高評価を維持してきた本作の根幹だ。
砂漠から宇宙まで——ローポリジオラマ39種と隠れカメ探し
39種のジオラマはそれぞれ異なるテーマを持つ。砂漠・雪山・海底・宇宙まで多彩な舞台が用意されており、ミニマルなアイソメトリック構成と豊かな色彩がジオラマとしての愛らしさを完成させている。
コレクション要素も充実している。39匹の隠れカメを探し出したり、10の秘密ジオラマを発見したり、4つの季節ジオラマを体験したりと、パズルを解く以外の楽しみが随所に散りばめられている。
音楽はBAFTAアワード受賞作『TOEM』のサウンドトラックを手がけたJamal Greenが担当。静かで心地よいBGMが、大きさを変える操作のひとつひとつに穏やかな質感を添えている。
学生プロジェクトから20万本へ——Business Goose Studiosの5年の歩み
Business Goose StudiosはゲームデザインBを専攻した卒業生のSander Ambroos・Beau Vankemenade・Jonathan Wolfsが設立したベルギーのインディースタジオだ。『Sizeable』は学生プロジェクトとして生まれ、正式な商業タイトルへと発展した経緯を持つ。
本作以降もディノパズル『Dino Dino』や音楽パズル『Swan Song』など多彩な作品を送り出しており、「アクセシブルで感性的なパズルアドベンチャーを作る」という方針を一貫して守ってきた。
編集部コメント
2021年のSteam配信から5年間、3,000件超のレビューで96%「圧倒的好評」を維持し続けるというのは、コージーパズルジャンルの中でも際立った実績だ。月を大きくして満ち潮を起こすという一つの体験が、なぜそこまで長く愛されるのかは実際にプレイすれば腑に落ちる。
$6.99という価格はSteamですでに実証済みの価値で、コンソール版でも同価格を維持した点も評価できる。Nintendo Switchの携帯モードとの相性は特に良さそうで、空き時間にジオラマをひとつずつ解いていくプレイスタイルにコンソールは向いている。日本語対応がないという点は惜しいが、パズルとしての直感的な設計はテキスト依存度が低い。
‘Sizeable’関連情報
| アイテム | 内容 |
|---|---|
| 開発会社 | Business Goose Studios (ベルギーハーサルト) |
| パブリッシャー | Business Goose Studios |
| ジャンル | パズル、探検、カジュアル |
| プラットフォーム | PC(Steam)、ニンテンドースイッチ、Xbox Series X|S、PlayStation 4・5 |
| 価格 | $6.99 |
| 発売日 | 2021年3月19日(スチーム)/2026年8月コンソール版発売 |
| サポート言語 | 英語など11カ国語(インターフェース基準、韓国語未支援) |
| 蒸気反応/評価 | 圧倒的に肯定的(全レビュー3,000件以上、英語レビュー96%肯定) |
| 累積販売量 | スチーム基準20万枚以上 |
| スチームページ | ショートカット |





