クラフトン ジャングルゲームラボ出身の韓国インディーチームZzangdol Games(짱돌게임즈)が開発するデスクトップ推理アドベンチャー『No Results Found』が、7月31日午後4時(韓国時間)にSteamで無料リリースされる。カルト教団「九本足のタコ教」に加入後に失踪した人物の行方を、インターネット検索だけで追跡するという本作は、ヒントも案内表示も一切なく、プレイヤー自身の観察力と推理力だけを頼りに謎を解く「生の自由度」が最大の特徴だ。
九本足のタコ神を崇めるカルト教団と、消えた友人
依頼人から一本の相談が入る——友人が「九本足のタコ教」というカルト教団に加入した後、跡形もなく姿を消したというものだ。
九本の足を持つタコ神を崇めるこの教団は、信者がタコのマスクを着用し独自の規則と言語を持つ閉鎖的なコミュニティを形成している。プレイヤーは教団の公式ホームページを起点に、信者たちが残した投稿と記録を一つひとつ追いながら失踪事件の真相を解き明かさなければならない。
「ここをクリック」は存在しない——生のインターネット探索が生む没入感
本作は華やかなグラフィックスよりも現実的なデスクトップ環境の再現に集中している。ウェブサイト、掲示板、チャット画面などは実際のインターネット使用感を模して設計されており、プレイヤーは膨大な情報の中から何が重要な手がかりかを自分で判断しなければならない。
「ここをクリックしてください」といった案内や強調表示は一切ない。何気ない冗談に見える投稿、繰り返し登場する単語、写真の中の些細な物、チャットに残されたひと言の語り口まで——すべてが事件の手がかりになりうる。
この構造が、インターネットの怪談を自分で掘り起こしていくような緊張感とデスクトップスリラー特有の没入感を生み出している。
検索が推理になり、推理がまた検索になる循環構造
プレイヤーは依頼人が求める資料を収集・提出しながら事件を進める。教団内部の人物の正体を明かして組織図を完成させる、潜入した依頼人とチャットで情報を交換する、コルクボードに人物関係と失踪者の足取りを整理する——多様な方法で捜査を進められる。
検索で得た情報は推理の材料となり、推理はまた新たな検索へとつながる循環構造だ。どのキーワードを検索するか、どの情報を信頼するか、どの手がかりを追い続けるか——すべてはプレイヤーの選択に委ねられている。
複数のエンディングと実績に加え、「絶対に検索してはいけないワード」といったインターネット怪談を思わせる要素も随所に配置されており、独自の遊び心が光る。
編集部コメント
『Her Story』や『Hypnospace Outlaw』が先鞭をつけた「デスクトップ体験をゲームに」という文脈において、本作は「ヒントを一切排除する」という選択でそのジャンルをさらに先鋭化させている。プレイヤーに本物の探偵のような試行錯誤を要求する設計は、当然ながら人を選ぶが、刺さった人には深い没入体験をもたらすだろう。
カルト教団という題材も、インターネット上の閉鎖的コミュニティへの好奇心をうまく活用した設定だ。無料リリースというハードルの低さもあり、推理ゲームやインターネットミステリー好きなら試してみる価値は十分にある。
「No Results Found」に関する情報
| アイテム | 内容 |
|---|---|
| 開発会社 | チャンドルゲームズ(クラフトンジャングルゲームラップ) |
| パブリッシャー | Jungle Game Lab |
| ジャンル | デスクトップ推理アドベンチャー |
| リリースプラットフォーム | PC(スチーム) |
| 発売日 | 2026年7月31日午後4時 |
| 価格 | 無料 |
| サポート言語 | 韓国語 |
| スチームページ | ショートカット |




