インディーゲーム『DEVOUR(デヴァー)』を手がけたペンダー兄弟の新作協力登山ゲーム『Sunset Summit(サンセット・サミット)』が正式リリースされた。本誌でも7月に発表記事を報じた本作は、ジョー・ペンダー(Joe Fender)とアンドリュー・ペンダー(Andrew Fender)兄弟が開発した協力登山ゲームで、最大8人のプレイヤーがチームを組み、空に浮かぶ島を登って頂上を目指す作品だ。開発は2021年に始まり、先行公開されたデモとテストを通じてユーザーの関心を集めてきた。
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斧とロープ、ポゴスティック、傘——4島16コースを仲間と登り切れ
ゲームは4つの浮遊島に用意された16の登山コースを基盤に進行する。プレイヤーは斧とロープをはじめ、アイテム伝達ドローン・ポゴスティック・傘など多彩な装備を活用して互いに助け合いながら頂上まで移動しなければならない。
特に登山過程で落下しても、各所に用意されたチェックポイントから素早く再開できるよう設計され、失敗による負担を軽減している。最大8人協力プレイと近接ボイスチャット、無線機能に対応しており、1人で楽しめるオフラインソロプレイも提供する。
700万本の『DEVOUR』からホラーを脱ぎ捨てて——バーンアウトを乗り越えた開発の軌跡
『Sunset Summit』の開発を手がけたペンダー兄弟は、インディーホラーゲーム『DEVOUR』をともに開発したことで名を上げた。『DEVOUR』は世界累計販売700万本を記録した代表的な協力ホラーゲームだ。
ジョー・ペンダーは『DEVOUR』リリース後、ホラージャンルから離れた新たなゲームを作りたいという思いから2021年に『Sunset Summit』の開発を始めたと説明している。しかし2023年の開発過程でバーンアウトを経験し、ゲームを完成させられるかどうか悩んだこともあった。
その後、協力登山ゲーム『PEAK』の成功を契機に開発を続けられるという確信を得て、結局『Sunset Summit』を完成させリリースするに至った。
「協力・登山・巨大構造物」——好きな要素をひとつのゲームに
ジョー・ペンダーは「協力ゲームと登山、巨大な構造物という自分が好きな要素をひとつのゲームに込めた」とし、「多くのユーザーに楽しんでもらえたら嬉しい」と述べた。
リリース後、Steamユーザーは友人と一緒に楽しむ協力プレイと多彩な登山装備を活用した独特なプレイ方式に好意的な反応を見せている。海外ゲームメディアも気軽に楽しめる協力登山ゲームという点に注目している。
編集部コメント
7月の発表記事で紹介した本作が、正式リリースを経て実際にユーザーの手に届いた。ホラーというジャンルで700万本という圧倒的な実績を築いた兄弟が、あえてまったく異なるジャンルへと挑んだという経緯自体が、本作の物語として興味深い。バーンアウトを経験しながらも『PEAK』の成功に背中を押されて完成に至ったという開発秘話は、インディー開発者の等身大の苦悩を映し出している。
$4.99というアクセスしやすい価格と38%の割引セールは、友人を集めて気軽に試すハードルを大きく下げている。デモ段階でのSteam評価「ポジティブ」から正式版でどう評価が積み上がっていくか、今後のレビュー推移に注目したい。






