ドイツ・アルンシュタットのインディースタジオFancy Factoryが開発・パブリッシングするレトロ迷路爆弾ゲーム『KABOOMANIA(カブーマニア)』が8月12日、PC(Windows・Mac・Linux)・PlayStation 5・Xbox Series X|S・Nintendo Switch・iOS・そしてCommodore Amiga 500/1200/CD32に同時リリースされた。30年前のレトロハードウェアと最新コンソールが同一タイトルで並列サポートされる異例のリリースだ。価格は€9.90/$9.90。Steam・itch.io両方で無料デモも提供されている。
Amiga 1200の128色AGA×320×256ピクセルアート——30年前のハードで動く新作
本作が際立つ最大の理由は対応ハードウェアの幅だ。Amiga 1200の128色AGA(Advanced Graphics Architecture)パレットを活用した320×256解像度のピクセルアートで制作されており、オリジナルAmiga 500ユーザー向けには32色専用バージョンも別途用意されている。
実際のレトロハードウェアでの動作にこだわったこの選択は、単なるレトロ「風」ゲームとは根本的に異なる設計哲学を示している。
「Turrican」作曲家Chris Huelsbeckが再びAmigaサウンドを担当
音楽面でも注目すべき布陣だ。「Turrican」「The Great Giana Sisters」などAmiga時代を代表する楽曲を手がけた作曲家Chris Huelsbeckが本作のサウンドトラックを担当している。
現代プラットフォーム版ではフルプロダクションの豊かなサウンドを提供し、オリジナルAmiga版ではHuelsbeckの長年の協力者Fabian Del PrioreがProTracker MOD形式で制作した音楽を使用。ハードウェア固有の音響特性と忠実度を徹底して再現した二形態のサウンドデザインが特徴だ。
ボンバーマン系の迷路爆弾を現代的に再解釈——1,000ステージと4人バトル
ゲームプレイはボンバーマン系の迷路爆弾ゲームのDNAを継承しながら、独自の解釈を加えた作品として設計されている。5つのテーマワールドにわたる1,000のハンドメイドレベルを収録し、各種の行動パターンを持つ敵キャラクターと爆発型パワーアップを活用してステージを突破する。
最大4人のローカルカウチバトルモードも搭載されており、友人との対戦でアーケードゲーム特有の盛り上がりが楽しめる設計だ。
Kickstarter目標の2倍超達成——実物Amigaエディションも準備中
本作はAmigaハードウェアをベースに開発を開始し、現代プラットフォームへと展開したプロジェクトだ。Kickstarterでは目標額€3,500に対して96人の支援者から€7,631を集め、目標の2倍以上を達成した。
今後はコレクター向けの実物Amigaエディション(実物ボックス・マニュアル・ディスク付き)のリリースも予定しており、具体的な時期は追って公開される。
編集部コメント
「Amiga 500からPS5まで同じゲームが動く」という一行は、説明文としても宣伝文としても異例の強度を持つ。レトロハードウェアを懐古的に参照するのではなく、実際のAmiga実機で動作する新作として設計した点は、ゲーム開発の技術的な誠実さとしてレトロゲームコミュニティから高く評価されている。
Chris Huelsbeckという名前はAmigaファンにとって特別な響きを持つ。プラットフォームごとにサウンドを分けて実装するという判断は、単なるポート作業を超えたハードウェアへの敬意として機能している。€9.90という価格は無料デモで確認してから判断できる手頃さだ。
「カブマニア(KABOOMANIA)」に関する情報
| アイテム | 内容 |
|---|---|
| 開発会社 | Fancy Factory (ドイツ・アルンシュタット) |
| パブリッシャー | Fancy Factory |
| ジャンル | アーケード、迷路爆弾、ローカルマルチプレイ |
| プラットフォーム | PC、PS5、Xbox Series X|S、ニンテンドースイッチ、iOS、コモドアアミガ 500・1200・CD32 |
| 価格 | €9.90 / $9.90 |
| 発売日 | 2026年8月12日 |
| 反応/評価 | itch.ioコミュニティと一部の海外メディアで好評 |
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