2018年の『ゴッド・オブ・ウォー(God of War)』制作に参加していたシネマティック・アニメーターたちが設立した、米国LA拠点のインディースタジオTemple Door Gamesの新作『Swordcery(ソードサリー)』が、Steam Next Festを通じてデモを公開した。
ハック&スラッシュ・アクションと魔法剣の収集システムを組み合わせた本作は、去る5月29日のデモリリース以降、Steamで85%の肯定評価を記録しながら注目を集めている。とりわけ、AAA開発現場で経験を積んだアニメーターたちが披露する初の本格プロジェクトである点で、アクションゲームファンの関心が集中している。
空から降り注ぐ剣の災い、王国を救う英雄の旅路
『Swordcery』の舞台は、巨大な魔法剣が空から落下したことで混乱に陥った王国**アモリアル(Armorial)**だ。
ある日、正体不明の巨大な剣が大地に突き刺さり、その後、空からは絶え間なく魔法を宿した剣が降り注ぎ始める。災いは王国の生命力を徐々に蝕みながら、世界を危機へと追い込んでいく。
プレイヤーは、墜落した剣の力を扱うことのできる唯一の人物「コルト(Colt)」となり、王国を脅かす天上の悪に立ち向かって戦っていく。本作は『Enter the Gungeon』『Hades』『ダークソウル』シリーズから影響を受けており、重厚な世界観のなかにユーモラスな要素を溶け込ませた独特な空気感が特徴だ。

剣一本がそのままひとつのビルド――『Swordcery』システムの核
ゲーム最大の特徴は、タイトルと同じ名前の核となるシステム「ソードサリー(Swordcery)」だ。
プレイヤーは冒険中に多彩な魔法剣を獲得した後、その剣に付与された固有の能力を活用することができる。剣をブーメランのように投げたり、雷を落としたり、地獄の炎の亀裂を生み出したり、氷の剣で防御膜を作ったりと、まったく異なる戦闘スタイルを体験できる。
すべての剣は固有の「ソードクラス(Sword Class)」に属しており、クラスによって戦闘方式やシナジー効果が変わってくる。一般的な長剣だけでなく、テニスラケットやサメの形をした武器まで登場し、本作ならではの愉快な感性を上乗せしている。
現在公開されているデモには、町の探索、NPCとのインタラクション、序盤ステージ、**40種以上の剣、100種以上のレリック(遺物)**が含まれている。手続き的に生成されるダンジョンと、多彩な剣・レリックの組み合わせは、毎回新たなビルドを作り出し、高い反復プレイ価値を提供している。

AAA出身の開発陣が実装した、手応えのあるアクション
『Swordcery』は、トップダウン視点の3Dアクションをベースに、華やかなファンタジー世界を実装している。
とりわけ、シネマティック・アニメーター出身の開発陣の強みは、戦闘演出とキャラクターの動きにおいて際立っている。実際にデモをプレイしたユーザーたちは、滑らかなアニメーションとずっしりとした手応えを主要な長所として挙げている。
開発陣もまた、アクションゲームにおいて最も重要な要素のひとつとして打撃フィードバックを強調しており、リリースまでユーザーの意見を反映した継続的なデモアップデートを続けていく計画だと明らかにしている。

『ゴッド・オブ・ウォー』アニメーター・デュオが設立した2人インディースタジオ
Temple Door Gamesは、2019年に米国ロサンゼルスで設立された2人インディー開発元だ。
共同創業者の**Mike Henriet(マイク・ヘンリエット)氏とDon Thurakichprempri(ドン・トゥラキッチプレムプリ)**氏は、Sony Santa Monica Studioで『ゴッド・オブ・ウォー(2018)』の開発に参加していたシネマティック・アニメーターだ。
二人はアニメーションとゲーム開発に対する共通の情熱を土台に独立して自身のスタジオを設立し、AAA開発現場で積み重ねた経験を、インディープロジェクトへと接ぎ木している。さらに、Kickstarterキャンペーンとプロローグデモを通じて、ユーザーの意見を地道に汲み取りながら、ゲームの完成度を引き上げてきた。

Steam評価85%を記録――正式リリースへの期待感が高まる
デモ公開以降、ユーザーの反応は好意的だ。Steamでは85%の肯定評価を記録し、順調な滑り出しを切った。
コミュニティでは、速い戦闘テンポ、挑戦的なボス戦、多彩なビルドの組み合わせに対する好評が相次いでおり、一部のユーザーはUIの可読性や利便性の改善を求める意見も提示している。
空から降り注ぐ魔法剣という独特な世界観、剣そのものがそのままキャラクター成長と戦闘スタイルになる個性的なシステム、そして『ゴッド・オブ・ウォー』制作陣出身の開発者たちのアクションのノウハウが結びついた『Swordcery』が、正式リリースを通じてどのような姿を見せてくれるのか、関心が集まっている。
『Swordcery』作品情報
| アイテム | 内容 |
|---|---|
| ゲーム名 | ソードセリー |
| 開発会社 | Temple Door Games (LA, アメリカ) |
| ジャンル | ログライクアクションRPG /核&スラッシュ |
| リリースプラットフォーム | PC(スチーム) |
| 発売予定 | 未定 |
| デモ公開 | 2026年5月29日 / Steam Next Fest |
| コアシステム | 魔法剣収集・ソードサリ能力 / 剣クラス / 手続き的生成ダンジョン / 遺物ビルド |
| 主人公 | コルト |
| 開発会社の履歴 | God of War (2018)シネマティックアニメーター出身の2人チーム |
| 主なキーワード | ログライク、核&スラッシュ、魔法剣、ファンタジー、ダンジョンクローラー、インディ |
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