ゲーム文化プロジェクトグループ2P GAME ARCADEは、minimap・indiegame.com・清江文化産業大学校・明知専門大学と共同で「1.44MBゲーム開発コンペティション」の参加作品を9月4日まで募集している。総賞金は114万ウォン(大賞72万ウォン、金賞28万ウォン、銀賞14万ウォン)。個人・チームを問わず参加可能で、現役インディー開発者から学生まで広く門戸が開かれている。なおindiegame.comは本コンテストの公式後援プログラムとして参加している。

コンテスト基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催 | 2P GAME ARCADE |
| 協力 | minimap / indiegame.com / 清江文化産業大学校 / 明知専門大学 |
| 参加受付締切 | 2026年9月4日 |
| 容量制限 | 1.44MB以内(全配布ファイル合計) |
| 総賞金 | 114万ウォン(大賞72万 / 金賞28万 / 銀賞14万) |
| 参加資格 | 個人・チーム問わず、現役開発者・学生ともに可 |
| 使用技術 | 開発言語・ツール・軽量エンジン等は自由(HTML/Webブラウザベースは不可) |
| 必須条件 | スタンドアローン実行(サーバー・インターネット接続不要) |
| 著作権 | 使用素材すべてを参加者が正当な権利を保有していること / 公募発表後に新規制作した作品のみ |
1980〜90年代の制約がなぜ今——1.44MBという数字の意味
数十〜数百GBのゲームが当たり前になった時代に、なぜフロッピーディスク1枚分の1.44MBなのか。
1980〜90年代のゲーム開発者たちはメモリとストレージの壁を越えるため、データ圧縮・コード最適化・プロシージャル生成(Procedural Generation)など様々な技法を駆使しなければならなかった。主催の2P GAME ARCADEはこの制約型開発アプローチが逆に創造的なアイデアと独自のゲーム性を生み出してきたという点に着目した。
コンテストは1997年に韓国のPCネット(PC통신)ゲーム制作同好会が開催した「100KBゲームコンペティション」へのオマージュという側面も持つ。制限された容量の中でアイデアを競う開発文化の精神を現代に継承する試みだ。
ルール——グラフィックを削るのではなく、「面白さの本質」を問う
参加作品はゲームの実行に必要な全配布ファイルを1.44MB以内に収めなければならない。ゲームエンジンやライブラリなど実行に必要なすべてのファイルがこの容量に含まれる。WebブラウザやHTML/Webベースのゲームは参加不可。
使用する開発言語(C++、HSPなど)、自作ツール、軽量ゲームエンジンには制限を設けない。実際のフロッピーディスクに収録して提出する必要はなく、配布ファイルの合計容量のみが基準となる。
コンペを企画した2P GAME ARCADEの担当者はこう語っている。「このコンテストは古い記憶媒体を再現するイベントではなく、極端な制約が開発者の創造性と問題解決の方法をどう変えるかを確認するための実験です。グラフィックとサウンドを削るだけで1.44MBを達成するのではなく、ゲームを構成する核心的な面白さとは何かを改めて考えるきっかけになることを願っています」
編集部コメント
「制約がクリエイティビティを生む」という命題は、ゲームジャムカルチャーが繰り返し証明してきたものだ。しかし多くのゲームジャムが時間制限を軸にするなかで、本コンテストが容量という物理的な制約を持ち込んだ点は新鮮だ。
1.44MBという数字は単なる懐古趣味ではなく、「プロシージャル生成でどこまで世界を作れるか」「音楽を諦めるか、グラフィックを諦めるか」「そもそも面白いゲームに何が必要か」という根本的な問いを開発者に突き付ける。韓国のPC通信時代の100KBコンペへのオマージュという文脈も、単なる制約競技に歴史的な重みを加えている。
参加申請と作品の受付は2P GAME ARCADE公式ホームページを通じて行われ、詳細な公募要綱と問い合わせは公式ホームページとEメールで確認することができる。