グローバルインディーパブリッシャーDevolver DigitalはKenny Sunが開発したブロック崩しローグライト『BALL x PIT(ボール・バイ・ピット)』の最終無料アップデート「The Naturalist(自然主義者)」を全プラットフォームで配信した。累計販売200万本突破を記念したアップデートで、新キャラクター2人・新ボール11種・新パッシブ5種を追加。ビルドの幅と戦略性をさらに拡張した。
アップデート基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | BALL x PIT |
| 開発者 | Kenny Sun |
| パブリッシャー | Devolver Digital |
| アップデート名 | The Naturalist(自然主義者) |
| 対応プラットフォーム | PC / PlayStation 5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / Nintendo Switch 2 / モバイル |
| 累計販売本数 | 200万本突破 |
| 追加コンテンツ | 新キャラクター2人 / 新ボール11種 / 新パッシブ5種 |
| DLC位置づけ | 無料DLC3部作(「王座」「影」「自然主義者」)の最終章 |
新キャラクター2人——「ボール特化」か「パッシブ特化」か
今回追加された新キャラクターは2人で、それぞれ対照的な設計思想を持つ。
**「ボール運搬者(Ball Carrier)」**はパッシブアイテムスロットをすべて手放す代わりにボールスロットを2倍確保する攻撃特化型キャラクターだ。ボールによる圧倒的な火力でゴリ押すスタイルに向いている。
一方の**「白髪のコレクター(White-Haired Collector)」**はボールスロットがわずか2枠しかない代わりにパッシブスロットが2倍に増える。強力なアイテムの組み合わせと進化を中心に据えたビルドを運用できる。火力よりも効果の積み重ねで戦う思想のキャラクターだ。
新ボール11種——流星から番兵まで、多彩な攻撃パターン
11種の新ボールが追加され、戦闘の選択肢が大幅に広がった。主なボールは以下の通りだ。
**「ライトニングバグ(Lightning Bug)」は弾くたびにホタルを召喚し、最も強力な敵を追尾しながら周囲の敵に雷ダメージを与える。「ドリル(Drill)」は敵を貫通しながら追加ダメージを叩き込む。そして「アーマゲドン(Armageddon)」**は敵に命中した瞬間に天空から巨大な流星群を呼び出して戦場を一掃する——名前の通りの破壊力だ。
新パッシブ5種——プレイスタイルを根本から変える
新パッシブ5種もビルドの多様性を広げる重要な要素だ。
**「プラチナダンベル(Platinum Dumbbell)」はボールが後方の壁に触れる前までダメージが増加し続ける。長い弾道をいかに活かすかが問われる。「醜いハンマー(Ugly Hammer)」は壁やアリーナ後面に当たったボールがランダムな敵を即座に追加攻撃する。「リモート起爆(Remote Detonation)」**は倒した敵が爆発型のボム・ボールを生成し、連鎖爆発を引き起こす仕掛けだ。
「自然主義者」は最終章、しかし終わりではない
「The Naturalist」は「王座(The Throne)」「影(The Shadow)」に続く無料DLC3部作の最終章にあたる。しかし開発チームはこれをコンテンツ支援の終わりとは位置づけておらず、近いうちに『BALL x PIT』に関する新たな情報を公開する予定があると予告している。
編集部コメント
200万本という数字は、ブロック崩しというクラシックなジャンルをローグライクのビルド構築と組み合わせた本作のコンセプトが、どれほど多くのプレイヤーに届いたかを端的に示している。無料DLC3部作という形で段階的にコンテンツを届け続けた姿勢も、既存プレイヤーへの誠実な対応として評価に値する。
「ボール特化」か「パッシブ特化」かという新キャラクターの対照的な設計は、既存のビルド構築の選択肢をさらに鮮明に分岐させる追加として的確だ。11種の新ボールと5種の新パッシブの組み合わせを試し尽くす動機も十分に用意されている。「まだ終わりではない」という開発チームの予告が示す次の一手に注目したい。