オーストラリアの1人開発スタジオPhorust StudiosとパブリッシャーRunic Forgeによるコージーインクリメンタル都市建設ゲーム『Hearth and Hamlet(ハースアンドハムレット)』が、8月19日の正式リリースから初日に約5万本、初週で10万本を突破した。Steamレビューは1,600件以上が登録され79%が肯定的評価で「概ねポジティブ」を記録している。
焚き火から魔法王国へ——クリックで進化するファンタジー定着地
小さな定着地から始めて巨大なファンタジー王国を作り上げる中世風インクリメンタル都市建設ゲームだ。増える住民を資源採集に配置し、市場・市役所・兵営・銀行・魔法アカデミーなど多彩な建物を建設しながら定着地を拡張していく。
王国の規模が大きくなると海を渡って他の定着地との交易・外交に乗り出し、異国の資源や神秘的な遺物を確保できる。住民の幸福度を管理して生産ボーナスを得る一方、兵士と衛兵を徴集して野獣や外敵の襲撃から定着地を守ることも重要な要素だ。新技術を研究するたびに建物・魔法・各種アップグレードを永続的に獲得でき、プレイが進むほど王国の規模と生産性が同時に成長する構造だ。
「数字が増えるだけでなく、世界が育つ感覚」——海外メディアの評価
ある海外メディアは本作を「2026年で最も中毒性の高いコージーインクリメンタルゲームのひとつ」と評し、「単に数字が増えるのではなく実際に世界が成長しているような感覚を与える」と述べた。温かい色調のピクセルアートで各建物の形が一目でわかりながら、町が成長するほど個性が鮮明になるビジュアル設計が高く評価されている。
天幕から始まった定着地が都市と城へと発展していく外見の変化がゲームの成長感を効果的に伝えており、BGMも穏やかでコージーな雰囲気を引き立てると評価された。
一方で一部のレビューでは「都市建設ゲームとしての戦略的な深みへの物足りなさ」も指摘されている。コージーなインクリメンタルゲームとしては満足できるが、本格的な都市建設ゲームを期待したプレイヤーには異なる体験になりうるという声だ。プレイタイムは約10〜15時間と評価されている。
Steam Next Fest・Medieval Fest——2段階のデモ戦略が奏功
本作は正式リリース前から計画的に認知を積み上げてきた。今年4月のSteam Medieval Festでデモを初公開し、6月のSteam Next Festにも参加した。この2段階のデモ展開でデモ累計プレイヤー10万人・ウィッシュリスト12万5,000件以上を確保し、リリース当日の爆発力へと繋げた。
Runic Forgeは英国RUNEが運営するインディーパブリッシングブランドで、本作がRunic Forgeとしての初の主要パブリッシングタイトルだ。
編集部コメント
初日5万本・初週10万本という数字は、1人開発デビュー作としては際立った成果だ。ウィッシュリスト12万5,000件という事前の数字がほぼそのまま購買行動に転換されたという意味で、デモ戦略の効果を示すケーススタディとしても注目に値する。
「都市建設の深みが足りない」という指摘は、インクリメンタルとシティビルダーという2つのジャンルの間でゲームがどの期待値層に向けて設計されているかを明示する必要性を示している。コージーなインクリメンタルゲームとして割り切って楽しめるかどうかが評価の分岐点だ。継続的なアップデートでこのギャップを埋められるかが長期評価の鍵になる。
「Harth and Hamlet 」に関する情報
| アイテム | 内容 |
|---|---|
| 開発会社 | Phorust Studios(オーストラリア、1人開発) |
| パブリッシャー | Runic Forge(イギリスRUNE傘下) (スチームページ基準Gamersky Gamesも共同登録) |
| ジャンル | インクリメンタル、都市建設、シミュレーション、カジュアル戦略 |
| プラットフォーム | PC(スチーム) |
| 発売日 | 2026年8月19日 |
| 販売実績 | 発売初週10万枚販売(最初の24時間約5万枚) |
| 反応/評価 | スチーム「大体で肯定的」(全1,588件中79%肯定) |
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