米カリフォルニア州オークランドのインディースタジオDisruptive Gamesが、最大4人協力の物理ベース エクストラクション ルーティングゲーム『Wreck Runners(レック・ランナーズ)』を7月16日にSteam(PC)・PlayStation 5・Xbox Series X|Sで正式リリースした。『ディアブロII: レザレクテッド』や『トニー・ホーク プロ・スケーター 1+2』の開発に携わったベテランが立ち上げたスタジオのデビュー作だ。
バミューダトライアングルで貨物を回収して脱出せよ
謎めいた企業Trustwell Corporationの依頼を受けた最大4人のクルーが、バミューダトライアングルで貴重な戦利品を回収して無事脱出する協力サバイバルゲームだ。プレイヤーは地上・海上・空中を自由に移動できる多目的車両「オルカ(ORCA)」を駆使してバミューダトライアングルを探索する。
美しいリゾートアイランドに見える島々だが、正体不明の生命体や行方不明のパイロットを思わせる存在が徘徊しており、急変する気象と超自然的な現象が絶えずクルーを脅かす。
スクラップジャック一つで荷物も仲間も救え——物理エンジンが生む予測不能な協力プレイ
ゲームの核心装備は「スクラップジャック(Scrapjack)」だ。グラップリングフック形式のこの装備は戦利品だけでなく、危機に陥った仲間まで引き寄せることができる。
物理エンジンベースのインタラクションにより、重い貨物の運搬中は常に予測不能なハプニングの連続だ。バランスを崩した拍子に貨物が転落したり、仲間を救助しようとして全員が危険に陥ったり——スクリプトで制御された演出ではなく、物理法則と協力プロセスから自然発生する混乱そのものがゲームの核心的な楽しさとして機能している。作戦成功の達成感はもちろん、失敗の過程で起きる珍事もまた本作の魅力だ。
「ザ・フォグ(The Fog)」と呼ばれる濃霧に覆われたバミューダトライアングルには難破船・廃施設・古代遺跡・超自然的な異常現象が混在しており、探索環境は毎回異なる。
『ディアブロII』『トニー・ホーク』開発陣が設立したスタジオ
Disruptive Gamesは『ディアブロII: レザレクテッド』『トニー・ホーク プロ・スケーター 1+2』の開発に参加したベテラン開発者が設立したインディースタジオだ。Insomniac GamesやLucasArts出身の開発者も加わっている。
チームはスクリプト主導の演出よりも物理エンジンとプレイヤー同士のインタラクションから自然に生まれる予測不可能な状況を核心的な楽しさとして位置づけており、その哲学が本作の設計思想に直結している。
4月のプレイテストから正式リリースへ——初期反応は概ねポジティブ
4月30日から5月11日まではSteamプレイテストを実施し、その後無料デモでシステムを公開した。現在デモのSteamレビューは20件中60%の好評で「複合的(Mixed)」評価を記録している。
正式リリース後は「本当に楽しい」というユーザーの声が上がるなど全体的な初期反応は前向きな雰囲気だ。ただしLinuxユーザーの一部からロビーで環境とキャラクターモデルが正常表示されないという互換性の問題が報告されており、今後のパッチ対応にも注目が集まっている。
編集部コメント
物理エンジンが生む「台本のない混乱」をゲームの中心に据えるという設計思想は、『Human: Fall Flat』や『Gang Beasts』が切り拓いた文脈に近い。本作がそれをエクストラクションのリスク・リワード構造と組み合わせた点が差別化の軸だ。
『ディアブロII』と『トニー・ホーク』という一見無関係な2タイトルの開発経験を持つチームが、なぜバミューダトライアングルの協力物理ゲームを作ったのかという意外性もある種の引力になっている。デモの「複合的」評価が示す課題をリリース後のアップデートでどう解消するかが、長期評価を左右するだろう。クロスプレイ対応は友人グループでの遊びやすさを担保する重要な要素だ。
「レック・ランナーズ」に関する情報
| アイテム | 内容 |
|---|---|
| 開発会社 | Disruptive Games (アメリカ・カリフォルニア・オークランド) |
| パブリッシャー | Disruptive Games (自己公開) |
| ジャンル | コラボレーションエクストラクションルーター/物理ベースのマルチプレイ |
| リリースプラットフォーム | PC(スチーム)、XboxシリーズX |
| 発売日 | 2026年7月16日 |
| 人員 | 最大4人連携 |
| デモレビュー | 複合、60%肯定(20件) |
| クロスプレイ | サポート |
| スチームページ | ショートカット |







