『Pの偽り』に続くヒット作の誕生。2026年後半には「韓国型インディー」の期待作『Goodbye Seoul』を投入へ。
2026年 2月 10日 | インディーゲームドットコム 編集部
韓国NEOWIZは10日、2024年度(連結)の通期決算を発表した。売上高は前年比18%増の4,327億ウォン、営業利益は同82%増の600億ウォンを記録。インディーゲームを起点としたPC・コンソールポートフォリオの強化戦略が、過去最高の業績を牽引した。

■ 1. インディー発のIPがグローバルで躍進
今回の好業績の背景には、インディーゲームをベースとした強力なIP(知的財産)の育成がある。
- 『Pの偽り』の継続的ヒット: 2023年に発売されたダークファンタジー・アクションRPGが、世界的なロングセラーとして収益を支えている。昨年9月にリリースされたDLC「序曲(Prelude)」も、主要な国際アワードを席巻し、そのブランド力を証明した。
- 『Shape of Dreams』の爆発: 昨年9月に発売された新作インディーゲームが、累計販売100万本を突破。独創的なアートスタイルと物語性が評価され、NEOWIZのパブリッシング能力を改めて世界に知らしめた。
■ 2. 2024年度 連結財務ハイライト
| 項目 | 2024年度 実績 | 前年比 |
| 売上高 | 4,327億ウォン | +18% |
| 営業利益 | 600億ウォン | +82% |
| 当期純利益 | 458億ウォン | 黒字転換 |
■ 3. モバイルとライブサービスの安定成長
PC・コンソールだけでなく、既存のライブサービスも堅調だ。
- 『ブラウンダスト2』: 2.5周年イベントが過去最高のトラフィックを記録するなど、熱狂的なファン層を維持している。
- 『DJMAX RESPECT V』: 人気タイトル『ブルーアーカイブ』とのコラボDLCが成功し、過去最高の売上を更新。オフラインコンサートやポップアップストアを通じた「ファン体験の拡張」が収益性を高めている。
■ 4. 今後の展望:『Goodbye Seoul』と次世代プロジェクト
2026年度、NEOWIZはさらなる成長に向けてインディーゲームのラインナップを拡充する。
- 『Goodbye Seoul : Itaewon(アンニョンソウル:梨泰院編)』: 韓国独自の情緒と物語を盛り込んだ期待のインディー新作が、2026年後半に発売予定。
- 『Pの偽り』次回作: 世界中のファンが注目する続編プロジェクトが本格的な開発フェーズに突入。
- 株主還元: 成長への自信を背景に、約120億ウォン規模の自社株買い・消却、および配当を実施する計画だ。
💡 記事のポイント
- 脱・モバイル依存: PC・コンソールを強化し、インディーゲームを主軸に置くことで、世界市場での競争力を確保した。
- 物語の力: 単なるアクションゲームではなく、深い叙事(ナラティブ)を持つIPへの投資が功を奏している。
- ハイブリッド戦略: 安定したモバイル収益を基盤に、高付加価値なコンソールパッケージを展開する理想的な収益構造を構築。
「インディーゲームはもはやニッチではない。我々の成長を支えるメインエンジンだ。」
NEOWIZのこの快進撃は、今後の韓国ゲーム業界の進むべき道を示しているのかもしれません。
