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    解雇されたAAA開発陣による挑戦――学校どんちゃん騒ぎゲーム『Hijinks High』公開

    By Editorial Team2026년 06월 05일1 Min Read

    数百名の開発者が職を失った大型プロジェクトのキャンセルの余波のなかから、新たなインディースタジオが誕生した。そして彼らの初作は、世界を救う英雄譚ではなく、学校をめちゃくちゃにする悪ガキたちの物語だ。

    米国ボルチモアのインディー開発元Sackbird Studiosは、去る6月4日にデビュー作『Hijinks High(ハイジンクス・ハイ)』を公式発表した。本作は最大6人で一緒に楽しめるオンライン協力パーティゲームとして開発が進められており、PC(Steam・Epic Games Store)およびコンソールでの展開が予定されている。

    とりわけSackbird Studiosは、『The Elder Scrolls Online』の中核開発陣が立ち上げたスタジオである点で注目されている。Microsoft傘下のプロジェクトだった大型MMO『Project Blackbird』がキャンセルとなった後、30数名の開発者が志を共にして立ち上げた、完全な従業員所有・自己資金運営のインディースタジオだ。

    ゲームは公開直後からSteamウィッシュリストを中心に口コミが急速に広がっており、ユーザーの関心を集めている。

    3Dカートゥーン調の親しみやすさ――学校そのものが遊び場に

    『Hijinks High』はプレイヤーが学生となり、最後のチャイムが鳴るまで、できる限り多くの騒動と混乱を引き起こすことを目標としたゲームだ。

    舞台となるのは、教室、廊下、給食室、運動場、トイレなどで構成された巨大な学校である。カートゥーン調の華やかな3Dグラフィックで描き出された学校は、単なる背景ではなく、プレイヤーが自由にインタラクションできる巨大な遊び場に近い。

    オブジェクトの一つひとつが物理エンジンによって反応し、キャラクターたちの誇張された表情と動きがコメディな空気感を最大限まで引き上げてくる。しかし、プレイヤーを妨げてくる存在もいる。学校の教職員は、生徒たちのいたずらを止めようと絶え間なく追いかけてきて、最後のチャイムが鳴る頃には、学校全体がプレイヤーを追いかけ回す大騒動が広がっていく。

    結局、目標はシンプルだ――無事に生き残って、友達と一緒にスクールバスに乗り込むこと、それだけだ。

    ロッカー・ドッジボール・ジェットパック、果ては体液まで――すべてがいたずらの道具

    『Hijinks High』最大の特徴は、何でも活用できる自由なインタラクションにある。ロッカーやドッジボールはもちろん、ジェットパックのような特殊装備までも、掴んで投げつけることができる。開発陣は「床に固定されていなければ、ほぼ何でも使える」と説明している。

    さらには、投げる物がなくなったときには学生らしい(?)最終手段まで用意されている。本作は体から出る分泌物までもがひとつのいたずら道具として活用可能な設計となっており、独特なコメディを生み出している。

    システムは決められたイベントではなく、物理エンジンとプレイヤーの行動とが組み合わさって自然発生するように設計されている。同じマップでも毎回まったく異なる状況が広がっていき、予測不能な混乱と笑いを作り出すことこそが、本作の核となる面白さだ。

    空腹と膀胱の管理――身体状態までもゲーム化したサバイバルシステム

    そうは言っても、『Hijinks High』は単にいたずらを繰り広げるだけのゲームではない。プレイヤーはピザ、炭酸飲料、牛乳など多彩な食べ物と飲み物を摂取して体力を維持し、各種のバフを得ることができる。しかし、食べすぎるとそれ相応の代償が伴ってくる。

    胃の状態、膀胱、エネルギー、全般的な身体コンディションを管理する必要があり、食べすぎれば嗚咽したり、膀胱が限界に達したりといった予期せぬ問題が発生していく。こうした生存要素は、単純なパーティゲームに戦略的な判断を加えてくれる。いつ食べるか、いつ動き出すか、そしていつトイレへ駆け込むかも、また重要な選択となる。

    加えて、協力と裏切りのあいだを行き来する心理戦も存在する。全員が同じチームではあるが、ときにはひとりが教職員の視線を引きつけながら、ほかの友人たちが脱出する時間を稼いであげる――そんな選択も可能だ。協力と裏切りのあいだの選択が、毎回予測不能な状況と新たな物語を生み出していく。

    プロジェクトキャンセルの終わりから始まる新たな出発――従業員所有・自己資金スタジオの宣言

    Sackbird Studiosの誕生背景もまた、業界の関心を集めている。スタジオメンバーの多くは、Microsoft傘下で開発が進められていた大型MMOプロジェクト『Project Blackbird』出身だ。同プロジェクトは2025年に開発が中止され、多くの開発者が新たな道を探さなければならなかった。

    彼らは代わりに、自分たち自身に直接投資することを決意した。完全な従業員所有構造と自己資金運営方式を選び取り、外部からの干渉なく、自分たちが作りたいゲームを作っていくという道を選んだのだ。

    Sackbird StudiosのCEO**Adam Hafez(アダム・ハフェズ)**氏は、「『Hijinks High』は、純粋な情熱でゲームを作る人々だからこそ実現できた作品だ」と述べ、「これは始まりに過ぎず、私たちは長期的に成長していくスタジオでありたい」と語っている。

    複数のゲーム専門メディアとコミュニティから注目――ウィッシュリストも急増

    公開以降、『Hijinks High』は海外のゲームメディアやコミュニティのなかで瞬く間に話題を集めている。GematsuやMassively Overpoweredをはじめとする多くのメディアが、Project Blackbird出身の開発者たちによる初の独立プロジェクトである点を重点的に取り上げており、Steamウィッシュリストも発表直後から急増の勢いを示していると伝えられている。

    関連トレーラーやSNS投稿にも、「最近では珍しい、純粋なコメディマルチプレイヤーゲーム」「友達と遊ぶのに最適な、次世代パーティゲーム」といった反応が相次いでいる。正式リリースまでには時間が残されているものの、すでにインディー・マルチプレイヤーファンのあいだでは、注目すべき新作候補のひとつとして語られている空気感が漂っている。

    大型プロジェクトのキャンセルで終わってしまっていたかもしれない開発者たちの物語は、いま、新たなスタートラインに立っている。

    数百人分の雇用が消えていったその跡地から誕生したSackbird Studiosの初作は、世界を救う英雄譚ではなく、学校を舞台に繰り広げられる愉快な混沌だ。

    協力と裏切り、物理ベースの予測不能な騒動がどのような楽しさをもたらすのか――AAA開発現場で経験を積み重ねてきたベテラン制作陣が披露する『Hijinks High』が、インディー・マルチプレイヤー市場でどんな反響を呼ぶのか、関心が集まっている。

    『Hijinks High』作品情報

    アイテム内容
    開発会社/パブリッシャーSackbird Studios(ボルチモア、MD / 2025年9月設立/従業員所有)
    ジャンル一人称マルチプレイヤーパーティーゲーム/物理ベースのサンドボックス/コメディ
    リリースプラットフォームPC(Steam/Epic Games Store)/コンソール(未公開)
    発売予定未定(TBA)
    プレイモードオンラインマルチプレイヤー最大6人
    開発者の背景エルダースクロールオンラインコア開発陣 / Project Blackbird(Bloombergプレス)キャンセル後設立
    公開日2026年6月4日
    主なシステム物理基盤オブジェクト相互作用 / 食品バフ・ボディコンディション管理 / チーム協同・配信ダイナミクス
    主なキーワード学校、パーティーゲーム、物理、いたずら、マルチプレイヤー、コメディ、AAA出身のインディ
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