巨大宇宙船「アルゴス」で目覚めた悪夢。2.5Dで描かれる静かな恐怖と、自由度の高いビルドシステム。人類最後の脱出劇は、生存をかけた戦いへ。
『2nd EVE』は、月が崩壊し滅亡の危機に瀕した地球を離れ、新天地を目指す人類の最後の希望、移民船「アルゴス」を舞台にしたSFホラーアクションRPGだ。ハイパースペース(超空間)跳躍の失敗により、異形の迷宮と化した船内でのサバイバルが描かれる。
■ 1. 「精神科医」にして「修道女」―― 異色の主人公
プレイヤーが操るのは、ゾラ修道女(Sister Zola)。彼女は単なる聖職者ではなく、精神科医であり、高位の軍校でもあるという特異な肩書きを持つ。
- 過酷な任務: 彼女の役割は、コールドスリープ中の数百万人の入植者たちが、長い航海中に精神的に崩壊しないよう守ることだった。
- 変貌した現実: しかし、アルゴスが跳躍した瞬間、現実は引き裂かれた。乗組員たちは理性を失い、機械は生命を狩る捕食者へと変貌した。ゾラは、自らの信仰と医学的知識、そして戦闘技術を駆使して、この悪夢の正体に迫らなければならない。
■ 2. 2.5Dで展開する「慎重かつ戦術的」な戦闘
本作の戦闘は、反射神経よりも「判断」と「間合い」を重視する。
- 空間の重要性: 狭い通路やエンジニアリング区画など、アルゴスの複雑な内部を2.5D視点で探索。ゾラは杖(スタッフ)による近接攻撃と、超自然的なアビリティを組み合わせて戦う。
- クラスレス・ビルド: 特定の職業に縛られない自由な成長システムを採用。遠距離特化から近接の重戦士まで、プレイヤーのスタイルに合わせてスキルを自由に組み合わせ、独自の戦略を構築できる。
■ 3. 環境が語る「沈黙の恐怖」
『2nd EVE』は、派手な演出よりも「環境ストーリーテリング」に重きを置いている。
- 断片的な真実: 船内に散らばるログ、狂い果てた生存者の証言、説明のつかない血痕。これらを集めることで、跳躍中に何が起きたのかが少しずつ明らかになる。
- 没入感を高めるミニマルUI: 画面上の情報は最小限に抑えられ、点滅する照明や遠くから響く不気味な音に、プレイヤーが最大限集中できるように設計されている。
「救える魂と、もはや手遅れな肉体。……あなたの選択が、アルゴスの、そして人類の運命を決める。」
■ 早期アクセスロードマップ:12ヶ月かけて「地獄」を完結させる
開発の Gamer Cloud(Titanfolk Gamesと共同開発)は、本作を12ヶ月かけて完成させる予定だ。
- 現在のボリューム: EA版では、それぞれボス戦を含む最初の3チャプターをプレイ可能。
- 今後の展開: 3〜4ヶ月以内にチャプター4〜6を追加し、最終的には全10チャプターの壮大な物語を実装する。また、本作はSteam Deckへの最適化も完了しており、手元でじっくりとこのSFホラーを体験することができる。
📋 『2nd EVE(セカンド・イブ)』作品スペック
| 項目 | 内容 |
| デベロッパー | Gamer Cloud / Titanfolk Games (ルーマニア) |
| ジャンル | SFホラーアクションRPG / 2.5D サイドスクロール |
| リリース日 | 2026年 4월 14일 (早期アクセス開始) |
| プラットフォーム | PC (Steam, Epic Games Store) |
| 価格 | 14.99 USD (現在ローンチ割引中) |
| 核心要素 | 2.5Dタクティカル戦闘、環境ストーリーテリング、クラスレス成長 |
| 対応言語 | 日本語を含む9言語 (テキスト) |
| Steamページ | 最後の救済へ向かう |
💡 編集部の視点:2026年、SFホラーは「精神性」へ
『Dead Space』のような物理的な恐怖も素晴らしいですが、『2nd EVE』が提示するのは「精神科医が狂気に満ちた船内を診察する」という、より内省的で心理的な恐怖です。ゾラ修道女の持つ「救済」と「抹살」の葛藤が、ゲームプレイの選択にどう反映されるのか。早期アクセス序盤ながら、その高い完成度と独特の空気感は、ホラーファンなら一度触れておくべき価値があります。





