学生チームが描く「ネオン・ノワール」の美学。AI楽曲の撤回を経て、真の「人間の手触り」を追求した野心作。
2026年 2月 4日 | インディーゲームドットコム 編集部
本日2月4日、4人の学生による開発チーム CherryPicker は、サイバーパンク・パズルアドベンチャー**『D1AL-ogue』**をSteamにて無料(Free to Play)でリリースした。本作は、永遠の灰色の夜が支配する都市「クロマ・シティ」を舞台に、アンドロイドの修理工となって物語を紡ぐ異色作だ。
■ 1. 「クロマ・シティ」の片隅で、アンドロイドの心(コア)を直す
太陽の昇らない街、クロマ・シティ。プレイヤーは、ショッピング街の片隅にある修理クリニックのマネージャーとなり、故障したアンドロイド「E.V.E(Electronic Vital Entities)」たちの修理を請け負う。
本作の核心は、旧式の診断コンソール [D1AL] を操作する独自のパズルシステムにある。
- 円形グリッドの回転と結合: アンドロイドのコアを模した円形グリッドを回転させ、同じ種類のモジュールを3つ繋げてアップグレードしていく。
- 戦略的リソース管理: 限られたバッテリー容量の中で効率よく修理を進める必要があり、「電子麻薬」の拡散防止や「過負荷ユニット」の回避など、一瞬の判断が命取りになる。
- 対話に影響する修理結果: 修理の完成度によって、アンドロイドたちが心を開くかどうかが決まり、物語は複数のエンディングへと分岐する。
スタイリッシュなネオン・ノワールの美学が、パズルと物語を一つに繋ぎ合わせる。
■ 2. AI論争を乗り越えた「人間の手による」楽曲へのこだわり
本作がリリース前から多くのゲーマーに支持された理由の一つに、開発チームの誠実な姿勢がある。
当初、一部のBGMにAI生成楽曲が使用されていたことに対し、コミュニティから懸念の声が上がった。これを受け、開発チームは当初のリリース予定を延期する決断を下した。すべてのAI生成楽曲を削除し、ゲームの情緒である「孤独」や「冷たさ」を表現できる人間によるライセンス楽曲へと全面的に差し替えたのだ。
「クロマ・シティの冷たい金属感と、ネオンに染まった孤独を完璧に捉えるには、『人間の手による温もり』が必要だと気づきました」 —— 開発チーム CherryPicker の声明より
■ 3. 『VA-11 HALL-A』ファンも注目するビジュアルと雰囲気
98年代のPCスタイルを彷彿とさせるピクセルアートと、冷たくも華やかなネオンサインが織りなすビジュアルは、まさに「ハイテク・ローライフ」を体現している。多くのユーザーからは、サイバーパンク・バーテンダーアクション『VA-11 HALL-A』と比較されるなど、その高い雰囲気作りが称賛されている。
📋 『D1AL-ogue』作品情報
| 項目 | 内容 |
| デベロッパー | CherryPicker (学生4人チーム) |
| パブリッシャー | Jungle Game Lab (KRAFTON) |
| リリース日 | 2026年 2月 4日 |
| 価格 | 無料 (Free to Play) |
| ジャンル | サイバーパンク・パズル / アドベンチャー |
| 対応言語 | 日本語、韓国語、英語、中国語(簡体/繁体) |
| Steamページ | こちらからチェック |
💡 記事のポイント
- 驚異の注目度: 学生チームの作品ながら、リリース前に4万件のウィッシュリストを達成。
- パズルの独創性: 単なる読み物ではない、思考力を試される円形パズルシステム。
- 真摯な開発姿勢: コミュニティの声に応え、AI楽曲から「人間の音楽」への全交換を実施
「D1AL-ogue」は4人で構成された学生開発チームが集まって9週間で完成した作品だが、ユーザーフィードバックに積極的に対応して完成度を高めてきた。スチームウィッシュリスト4万件突破をはじめ、ファミトン、4Gamerなど日本主要ゲーム媒体の注目、活発なスチームコミュニティ反応など発売前から熱い関心を受けてきた「D1AL-ogue」が実際のゲーマーたちにどのような評価を受けるか、ゲームの背景であるクロマシティのネオン火の下。
スチームショップページ:
https://store.steampowered.com/app/4270390/D1ALogue/







