最大4,000万ウォンの製作費支援と、大手による8回以上の実戦メンタリング。4月6日までの募集。
2026年 3月 30日 | インディーゲームドットコム 編集部
慶尚南道は、地域内のゲーム産業の課題であった「開発インフラの不足」を克服するため、民間主導の育成プログラムを本格的に稼働させる。選定された8つの企業・チームには、製作支援金だけでなく、グローバル市場で戦うための「大手企業のノウハウ」が直接注入される。
■ 1. 製作からグローバル進出まで:Com2uSの「密着マーク」
今回の事業の目玉は、KOSDAQ上場の中堅ゲーム企業、Com2uS Holdingsとの強力なパートナーシップだ。
- 1対1のメンタリング: 選定された8社に対し、プラットフォームからのリリース、マーケティング、サービス運営(パブリッシング)の全過程において、計8回以上の対面・オンラインメンタリングを実施する。
- 実戦的なノウハウ: 単なるアドバイスに留まらず、大手企業が実際に市場で活用しているデータ分析や収益化戦略などの実戦スキルを伝授する。
■ 2. 資金と機会の「同時提供」
慶尚南道は、製作支援事業と育成プログラムを連動させ、シナジーを最大化させる計画だ。
- 支援金: 総額2億5,000万ウォンを投入し、企業あたり最大4,000万ウォンを支援。
- 首都圏への進出: ソウル首都圏で開催される投資誘致説明会(IR)や、大手ゲーム社との交流プログラムへの参加を支援。地方にいながらにして、グローバルな投資網へのアクセスを可能にする。
■ 3. 行政の想い:「地方の限界を突破する」
慶尚南道文化体育局のチョン・ヨンチョル局長は、今回の事業の意義を次のように語っている。
「今回の事業は、単なる製作支援を超え、中堅ゲーム社との協業を通じて、より大きな市場へと羽ばたける実質的な成長機会を提供することに意味がある。有望なインディー企業を継続的に発掘し、慶南(キョンナム)のゲーム産業の底辺を広げていきたい。」
「地域で夢を育て、世界で花開かせる。大手企業のノウハウが、インディーの翼になる。」
📋 「2026 次世代スプラウト(芽生え)インディーゲーム発掘事業」概要
| 項目 | 内容 |
| 主幹機関 | 慶尚南道 / 慶南文化芸術振興院 |
| パートナー企業 | Com2uS Holdings (コン투스ホールディングス) |
| 対象 | 慶尚南道内のインディーゲーム企業・個人開発者 (8社) |
| 製作支援金 | 総額 2億 5,000万ウォン (最大 4,000万ウォン / 社) |
| 支援プログラム | 8回以上の1:1メンタリング、IRピッチング、ネットワーク支援 |
| 受付締切 | 2026年 4月 6日(月) |
| 申請方法 | eナロードウム (gosims.go.kr) によるオンライン申請 |
💡 編集部の視点:2026年、地域インディーの「勝ち筋」
これまでの地方自治体の支援は「お金を出すこと」が中心でしたが、慶尚南道はそこに「大手の頭脳」を掛け合わせるという、非常に戦略的な選択をしました。特にCom2uS Holdingsのようなグローバル経験豊富な企業がパブリッシングのノウハウを直接教えることで、地方企業の「井の中の蛙」化を防ぎ、最初から世界市場を見据えた開発が可能になります。4月6日の締切はすぐそこです。慶南の野心ある開発者たちにとって、これはまさに「金のチケット」となるでしょう。
