ラテンの風が吹く幻想世界、タイミング命の白熱バトル。懐かしくも新しい「手描きアニメーションRPG」の誕生。
2026年 3月 24日 | インディーゲームドットコム 編集部
ブラジルのクチリバに拠点を置く Asteristic Game Studio が放つ『Toada Brava』は、1930年代のアニメスタイル(カップヘッド等に代表される手法)と、日本のクラシックRPGのゲーム性を融合させた野心作だ。開発者のマテウス・グラジーナ氏が4年以上の歳月をかけて練り上げた、色彩豊かな冒険譚が幕を開ける。
■ 1. 「JRPG × ラテンアメリカ」という唯一無二のフレーバー
本作の舞台は、ブラジルをはじめとするラテンアメリカの風景や文化からインスピレーションを得たファンタジー世界だ。
- 鮮烈なビジュアル: すべて手描きで制作された2Dアニメーションは、まるで「プレイできるカートゥーン」だ。熱帯の植物、独特な建築物、そして活気あふれるキャラクターたちが画面いっぱいに動き回る。
- 楽器による魔法: 本作の魔法は「楽器」を通じて奏でられる。音楽が戦略の鍵を握る独創的なシステムが、ラテンのリズムに乗って展開される。
■ 2. 息つく暇もない「タイミングベース」の戦闘
『Toada Brava』の戦闘は、プレイヤーの反射神経と集中力を試す。
- アクションコマンド: 攻撃時や防御時にタイミングよくボタンを押すことで、ダメージを増加させたり、敵の攻撃を完璧に受け流したりできる。
- シームレスな展開: フィールドから戦闘への画面遷移(エンカウント演出)がなく、即座にバトルが開始される。開発チームは「短くも密度の高い体験」を重視しており、テンポの良いゲームプレイが約束されている。
■ 3. 物語:母を救うための小さな反乱
主人公は、牧場で母マティルダと穏やかに暮らしていた少年カコ(Kako)。
- 事件の始まり: 強欲なサンタクルス公爵が土地を奪いに現れた際、怒った母マティルダが公爵を殴り飛ばし、投獄されてしまう。
- 脱獄と仲間: 母を救い出すために公爵の領地へ乗り込んだカコだったが、彼自身も捕らわれの身に。監獄で出会った風変わりな仲間たちと共に、カコは自由を求めて、そして母を救うために立ち上がる。
「リズムに合わせてボタンを叩け! ブラジルの魂が宿る一撃を叩き込め。」
■ 開発者の想い:「自分たちの色を持つファンタジーを」
開発者のマテウス氏は、2017年に『Cuphead』を見た際、「自分たちもアニメのようなRPGを作りたい」と決意したという。
「既存のJRPGの枠組みを借りつつも、ラテンアメリカの味を盛り込むことで、世界中のプレイヤーに新鮮な驚きを与えたい。私たちの目標は、自分たちだけの色彩を持ったファンタジー世界を創り上げることだ」
📋 『Toada Brava(トアダ・ブラーバ)』作品スペック
| 項目 | 内容 |
| デベロッパー | Asteristic Game Studio (ブラジル・クチリバ) |
| ジャンル | 2D ターン制JRPG / タイミングベース・アクションRPG |
| プラットフォーム | PC (Steam) |
| リリース予定 | 未定 (キックスターターキャンペーン実施中) |
| グラフィック | 手描き2Dアニメーション (カップヘッド等から影響) |
| インスパイア元 | クロノ・トリガー、スーパーマリオRPG、ベイグラントストーリー |
| Steamページ | ウィッシュリストへ追加する |
💡 編集部の視点:2026年、JRPGは「グローバルな進化」へ
これまでJRPGといえば日本、あるいはアジア圏の制作が主流でしたが、本作は「ブラジルからの回答」として非常に興味深い作品です。特に『クロノ・トリガー』のようなシームレスな戦闘と、『スーパーマリオRPG』のインタラクティブなボタン操作を、ラテンの情緒豊かなアニメーションで包み込んだ構成は、世界中のRPGファンを惹きつけるポテンシャルを秘めています。





