トレジャーハントの常識を覆す「文化的還収」がテーマ。21世紀後半、ハイテク博物館を舞台に展開される、誇り高き奪還作戦。
2026年 2月 13日 | インディーゲームドットコム 編集部
南アフリカを拠点とする注目のインディースタジオ Nyamakop は、アフロフューチャリズムとステルスアクションを融合させた新作**『Relooted』**を2月10日、Steamにて正式にリリースした。本作は、西洋中心の「冒険家が秘宝を探す」という構図を逆転させ、不当に持ち出された自国の文化遺産を故郷へ取り戻すプロセスをゲーム体験として描き出している。
■ 1. 物語:外交が失敗した時、彼らが立ち上がる
舞台は、アフリカの伝統美と近未来テクノロジーが交錯する21世紀後半。
- 背景: 大西洋の両岸で遺物返還条約が結ばれたものの、一部の博物館が「非公開の収蔵品は対象外」という抜け穴を利用して返還を拒否。
- ミッション: 主人公の**ノマリ(Nomali)**率いるチームは、自国の歴史的・霊的な意味を持つ遺物を守るため、独自の「実力行使」による外交――すなわち強奪作戦を開始する。
- 実在の遺物: ゲームに登場する70点のアイテムはすべて実在するアフリカの文化財をモデルにしており、単なるスコアアイテムではない重みを持っている。
■ 2. システム:綿密な計画とチームワークの融合
本作は、潜入、パズル、アクションを組み合わせた3人称視点のアドベンチャーだ。
- ハイスト(強奪)のスリル: プレイヤーは個性豊かな能力を持つチームメンバーを指揮し、最新鋭のセキュリティを無効化しながら目標へと迫る。
- 戦略的潜入: 単純な戦闘ではなく、環境を利用した隠密行動や、警備員のパターンを読み切る「知性」が試される。
- 脱出の快感: 目標を確保した後の脱出劇は、GameSpotが「2025年(発表時)から最も期待されていた体験の一つ」と評したほどの緊迫感を誇る。
アフロフューチャリズムの美学に基づいた、スタイリッシュなゲーム画面。
■ 3. アフリカから世界へ、最高水準の物語を
開発元の Nyamakop は、独創的なアクションゲーム『Semblance』で世界を驚かせた実力派だ。
クリエイティブディレクターの**ベン・マイヤーズ(Ben Myres)**氏は、「本作はアフリカの創造性と歴史を祝う作品だ。アフリカのアイデンティティを持ちながら、同時に世界最高水準の技術的・叙事的な基準を満たすことを目標にした」と語る。その言葉通り、本作は既存のゲーム市場では見られなかった独自の視点と、洗練されたゲーム性を両立させている。
📋 『Relooted』作品情報
| 項目 | 内容 |
| デベロッパー | Nyamakop (南アフリカ) |
| リリース日 | 2026年 2月 10日 |
| プラットフォーム | PC (Steam) |
| ジャンル | ステルス・ハイストアクション / アドベンチャー |
| 価格 | $14.99 (2/24まで10%OFFの $13.49 で販売中) |
| 対応言語 | 英語他(※日本語対応についてはストアページを確認) |
💡 編集部の視点
「遺物を奪い返す」というハイストものの快感と、歴史的な重みを共存させている点が見事です。特に、アフロフューチャリズム特有のネオンカラーと伝統的な模様が融合したアートスタイルは、一見の価値があります。現在、無料デモ版も公開されており、リリース記念セールも実施中のため、インディーゲームファンならチェックしておいて損はない一作です。
スチームショップページ:
https://store.steampowered.com/app/3255890/Relooted/





