『Balatro』と『TABS』が融合したような中毒性。ウィッシュリスト20万件を突破し、デモ版だけで平均4時間超えのプレイを記録。
2026年 2月 19日 | インディーゲームドットコム 編集部
インディーゲーム界に、愉快で知的好奇心をくすぐる問いが投げかけられた。ゴリラを倒すには何人必要か? 赤ちゃん1,000人なら? 馬サイズの鴨なら? あるいは神なら? 米国のベテランスタジオ Butterscotch Shenanigans が開発中の**『How Many Dudes?』**は、この奇抜なコンセプトだけでSteamコミュニティの注目を瞬く間に集め、2026年の台風の目となっている。
■ 1. 群衆こそが主人公。「数の暴力」を戦略に変える
『How Many Dudes?』は、プレイヤーが単一の英雄ではなく「群衆(軍団)」そのものを運用するゲームだ。開発チームは本作を**「『Balatro』のデッキ構築要素と『Totally Accurate Battle Simulator (TABS)』のわちゃわちゃ感を組み合わせた作品」**と説明する。
- 「デュード」を集めろ: プレイヤーは1人の「レギュラー・デュード(一般の男)」からスタートし、戦闘を繰り返しながら多様な能力を持つユニット(Dude)を集めて巨大な軍団を築き上げる。
- 奇想天外なシナジー: アンデッド、忍者、商人など、異なる系統のユニット間の相互作用が鍵だ。例えば、「ブリトーを食べて放屁で復活するヴァンパイア」といった、一見ふざけているようで強力な相乗効果(シナジー)が数多く存在する。
■ 2. デモ版だけで証明された「圧倒的中毒性」
本作は2025年のGMTKゲームジャムから誕生したが、当初のマーケティングは難航していた。しかし、12月に公開されたデモ版がすべてを変えた。
- 驚異のデータ: デモ版の同時接続者数は3,000人を超え、Steamのデモプレイヤー数でトップ5入り。さらに、ユーザーあたりの平均プレイ時間は4時間35分を記録。これはデモ版としては異例の数値であり、コンテンツの密度と中毒性の高さを物語っている。
- ストリーマーの熱狂: 予測不能な展開とシュールな絵面は配信との相性が抜群で、大手ストリーマーの紹介により、ウィッシュリストは一気に20万件を突破した。
「数の力」で強敵を圧倒する快感と、カオスな展開が魅力。
■ 3. 癌と闘いながら夢を追った「三兄弟の執念」
開発元の Butterscotch Shenanigans は、セス、サム、アダムのコスター三兄弟によるスタジオだ。彼らの物語はインディー界でも特に感動的なものとして知られている。
共同創設者のサムは、かつて悪性リンパ腫のステージ4と診断された。しかし、彼は治療中も開発の手を止めず、**「どうせ時間が限られているのなら、市場のためではなく自分たちのためのゲームを作ろう」**と決意。そうして生まれたのが、世界的大ヒット作『Crashlands』だ。
そんな彼らが、10年以上のキャリアを経て全く新しいジャンルに挑んだのが本作である。「自分たちが本当に面白いと思うもの」を突き詰める彼らの哲学が、今回もまた世界中のプレイヤーを笑顔にしている。
📋 『How Many Dudes?』作品情報
| 項目 | 内容 |
| デベロッパー | Butterscotch Shenanigans (米国) |
| プラットフォーム | PC (Steam) |
| ジャンル | オートバトラー / ローグライク |
| ステータス | Steamデモ版公開中 (ウィッシュリスト20万突破) |
| リリース予定 | 未定 (2026年内予定) |
| Steamストア | こちらからチェック |
💡 編集部の視点
「ゴリラに勝つための人数を計算する」というシンプルな遊び心が、SNSやストリーミングを通じて瞬く間に拡散されました。一見ふざけた設定ですが、その裏には『Balatro』のような緻密なリソース管理と、三兄弟が培ってきた「絶対に飽きさせない」ゲームデザインが息づいています。2026年、最も「時間を盗まれる」ゲームになることは間違いありません。
ゴリラ一匹に勝つために戦闘員が何人必要ですか?その答えは正式発売以降には完全に明らかになるだろうが、少なくともスチームアルゴリズムを振るのに十分な数だったわけだ。
スチームショップページ:
https://store.steampowered.com/app/3934270/How_Many_Dudes/





