韓国インディーゲーム開発会社エクセリスは、バチューバエンターテイメント企業スコーンとのコラボレーションで制作中の「メイドカフェシミュレータ」が、2025年12月にタンブルバックで行われたクラウドファンディングで目標金額比902%を達成し、合計1億3千万ウォンを集めた。
国内初のバチューバIP活用フル3Dシミュレーション
「メイドカフェシミュレータ」は国内インディゲーム初のバチューバIPを本格活用したFull-3Dシミュレーションゲームだ。スコーン所属の人気バチューバ5人が実際のゲーム内メイドキャラクターとして登場し、各バチューバの個性と特徴をゲームの中で具現した点が特徴だ。
ゲームのストーリーは継続的な就職準備に疲れた主人公が亡くなった父親が残した小さなメイドカフェを受け継いで始まる。ゲーマーはカフェマネージャーとなり、運営全体を担当し、カフェ経営、ゲスト応対、メニュー開発、特別イベント企画など多彩な経営シミュレーション要素を経験することになる。
特に各メイドキャラクターとの縁システム、個別ストーリーライン、キャラクター別特別イベントなどが実装され、単純な経営シミュレーションを超えてキャラクター中心の叙事的経験を提供するという点で注目されている。


バチュバIPゲーム化のビジネスモデル検証
今回のファンディング成功は、単なる資金調達を越えて様々な意味のある示唆点を提供する。まず、バチュバのIPベースのゲームコンテンツの高い市場拡大の可能性を実証した。目標金額の9倍を超える後援は、バチューバファンダムが単純な放送視聴を超えて関連ゲームコンテンツにも積極的に投資する意向があることを示している。
第二に、ファンダム中心プロジェクトが実際の購買力とスポンサーに直接つながることができることを確認した。従来はファンダムの情熱が実際の売上に転換される過程に対する懐疑的な見方も存在していたが、今回の事例は忠誠度の高いファン層がプロジェクトの成功的資金調達に重要な役割を果たすことができることを証明した。
第三に、インディーゲーム開発会社とクリエイター産業のコラボレーションが持続可能なビジネスモデルとして成立する可能性を示した。開発力を持ったインディスタジオとしっかりとしたファン層を保有したバチューバ企画会社のシナジーが実際の成果につながったのだ。
業界トレンドの中で適切な成功の可能性を残したケース
最近、ゲーム産業全般でIP拡張、ファンダムベースコンテンツ、クリエイターコラボレーションへの関心が大きく高まっている。特にバチューバをはじめとするデジタルクリエイター市場が急成長し、これらのIPを活用した多様なコンテンツ制作の試みが続いている状況だ。
「メイドカフェシミュレータ」は、このような産業トレンドの中で、実際の市場反応と具体的な成果指標を通じてコラボレーションモデルの実効性を立証した事例だという点で意味が大きい。 902%というファンディング達成率と1億3千万ウォンという具体的な数値は、このコラボレーション方式が単純な実験を超えて実際のビジネス価値を創出できることを示している。
ゲーム業界関係者は「インディゲームが大型パブリッシャーなしでも独自のIPコラボレーションを通じて十分な開発資金を確保した事例」とし「今後同様のコラボレーションモデルがさらに活性化されると見込まれる」と評価した。


2026年下半期スチーム正式発売目標
エクセリスは今回のファンディング結果をもとに、さらなる開発やコンテンツの高度化に拍車をかける計画だ。募金された資金はグラフィック品質向上、システム完成度向上、追加コンテンツ開発などに投入される予定であり、2026年下半期グローバルゲーム流通プラットフォームスチーム(Steam)を通じて正式発売する計画だ。
