日本の1人開発者**YUKIMAHARUNA(ユキマハルナ)氏が、ユニークなコンセプトの物理アクション新作『椅子のゲーム(The Chair Game)』**のSteamストアページと公式トレーラーを、10月14日に公開した。
『椅子のゲーム』は、ごく普通のキャスター付きオフィスチェアに座った男を操作する、奇想天外な物理ベースのアクションゲームだ。プレイヤーは椅子から立ち上がれないまま、体の反動と物理法則だけを頼りにキャスターを転がしていく。
目標は、出発地点の港から、険しく曲がりくねった道を越えて、はるか山頂にある我が家まで無事にたどり着くことだ。
荒唐無稽でありながら妙な中毒性を感じさせる『椅子のゲーム』は、11月の正式リリースを予定しており、現在Steamストアページでウィッシュリスト登録が可能となっている。
地面を蹴り、座面を回し、体をのけぞらせるオフィスチェア操作
主人公の移動手段は、キャスター付きのオフィスチェアだけ。プレイヤーは足で地面を蹴って前に進み、座面を回して向きを変える。体を後ろにのけぞらせると前輪を浮かせられ、道の段差を乗り越えるのに使える。
操作はキーボードで行う。W/Sキーまたは上下の方向キーで地面を蹴り、A/Dキーまたは左右の方向キーで座面を回す。Shiftキーで体をのけぞらせ、Rキーで立ち上がることができる。
操作自体はシンプルだが、椅子が思い通りに動かないため、上り坂を登ったり、スピードをコントロールしたりするのは簡単ではない。小石につまずいて海へ転がり落ちることも日常茶飯事だ。
セーブポイントのない一本道、12のエリアを越えて家へ
目的は、港を出発して山頂の我が家まで「帰宅」すること。道中には、商店街、線路、工事現場、遊園地、城、神社、洞窟、ダム、温泉、火山、雲海など、12のエリアが登場する。
途中のセーブポイントは存在しない。道から落ちると椅子が止まった場所から再挑戦となり、電車に轢かれたり溶岩に落ちたりすると、港から旅をやり直すことになる。
行く手を阻む障害物も手強い。転がってくるドラム缶、スイカの雪崩、暴走自転車、ジェットコースターのカート、米俵や鹿、鍾乳石、間欠泉、火山弾、電車などが、主人公の行く手を遮る。
記録映画のようなテロップが淡々と伝える挑戦と転落
ゲーム画面には、記録映画やドキュメンタリーを思わせるテロップが表示される。男が電車に轢かれれば「男は轢かれました。」、溶岩に落ちれば「男は燃えました。」と、淡々と状況を伝える。難しい物理操作と、無感情な文章のコントラストが、コメディを生み出している。
開発・パブリッシングをすべて1人で担うYUKIMAHARUNA
『椅子のゲーム』の開発とパブリッシングは、YUKIMAHARUNA氏が1人で担当している。
Steamストアページの生成AI使用に関する開示によると、開発過程でゲーム内テキスト、翻訳、コード、3Dビジュアルの制作に生成AIを活用した。開発者が結果物をレビューし、必要な部分を修正しており、ゲームプレイ中にリアルタイムでAIコンテンツを生成することはないという。
開発者は、個人・企業・事務所所属のクリエイターやVTuberを含め、事前の許可なくゲーム配信や動画制作ができ、収益化も可能だと案内している。
編集部コメント
「キャスター付きの椅子で家まで帰る」という一行で伝わるバカバカしさは、『Getting Over It with Bennett Foddy』に代表される「理不尽な操作で山を登る」系のゲームの系譜に連なりつつ、日本の会社員の帰宅という身近な情景に落とし込んだ点が秀逸だ。商店街、神社、温泉、雲海といったエリア構成も日本らしく、スイカの雪崩や米俵、鹿といった障害物の選び方にもユーモアがにじむ。
セーブポイントなしの一本道で、電車や溶岩に飲まれれば港からやり直しという厳しさは、配信者にとっては格好の「事件」を生む装置であり、許可不要・収益化可の配信ガイドラインもその狙いを明確に後押ししている。「男は轢かれました。」と淡々と告げるテロップは、失敗そのものを笑いに変える演出として配信映えしそうだ。なお、テキストや翻訳、コード、3Dビジュアルに生成AIを活用していることがストアで開示されている。11月のリリースに向けて、手頃な価格の「帰宅アクション」としてウィッシュリストに入れておきたい。
「チェアゲーム」に関する情報
| アイテム | 内容 |
|---|---|
| 開発会社 | YUKIMAHARUNA |
| パブリッシャー | YUKIMAHARUNA |
| ジャンル | 物理アクション |
| プラットフォーム | PC(スチーム、Windows 10/11 64ビット) |
| 発売日 | 2026年11月予定 |
| 価格 | 4,400ウォン(予定) |
| プレイ人数 | 一人 |
| 操作 | キーボード |
| 言語 | 日本語、英語、中国語(簡体・繁体)、韓国語(インターフェース) |
| 反応/評価 | リリース前 |
| スチームページ | ショートカット |











