『ダンジョンキーパー』『Fable』の黄金コンビが再集結。昼は街づくり、夜は生存をかけた防衛。伝説の「ゴッドハンド」が再び唸る。

22cansは、ピーター・モリニュー氏の最新作にして集大成となるゴッドゲーム**『MASTERS OF ALBION』**を、2026年4月22日(英国時間)にPC(Steam)向け早期アクセスとしてリリースすることを発表した。これに合わせ、ゲームの核心部分を確認できる6分間のゲームプレイ映像を公開。往年のファンから次世代のゲーマーまで、大きな注目を集めている。

■ 1. 伝説の「ドリームチーム」が再集結

本作最大の見どころは、モリニュー氏の全盛期を支えたベテランたちが集結している点だ。

  • 制作陣: Media Molecule共同創設者のマーク・ヒーリー、BAFTA受賞作曲家のラッセル・ショー、そして『ブラック&ホワイト』や『Fable』でお馴染みの声を持つマーク・シルクがナレーターとして参加。
  • モリニュー氏の決의: 氏は本作を「過去の失敗(過剰な約束)を正すための最後のゲーム」と位置づけ、約3年間、20人規模の少数精鋭チームと共に自費で開発を続けてきた。

■ 2. 昼は創造、夜は生存:24時間のリアルタイム・サイクル

公開された映像では、ゲーム内の「11日目」の24時間がノーカットで描かれている。本作は戦略、シミュレーション、タワーディフェンス、アクションが有機的に融合した構造となっている。

  • 【昼】街の管理と設計: 未開の村「オークリッジ」を発展させる。タイマー待ち時間は一切なし。建物の設計から住民の雇用、食べ物や武器の製作まで、プレイヤーは「神」として即座に介入できる。
  • 【夜】迫りくる怪物の恐怖: 夜になるとゲームは一転、サバイバルへと移行する。防衛塔や城壁を築き、雇った英雄たちと共に村を守らなければならない。

■ 3. 「ゴッドハンド」と「憑依」の自由度

モリニュー作品の代名詞とも言える**「ゴッドハンド(神の手)」**は健在だ。

  • 直接介入: 建物をつまみ上げて投げ飛ばしたり、雷を落として敵を殲滅したりと、圧倒的な力を行使できる。
  • 憑依システム: プレイヤーは神の視点だけでなく、英雄、労働者、あるいは犬や鶏にまで**「憑依」**して直接操作することが可能。この「神の視点」と「個の視点」の切り替えが、戦略に深みをもたらす。

■ 4. アルビオンの運命を握る重厚なナラティブ

舞台は『Fable』シリーズでも馴染み深い、広大なオープンワールド**「アルビオン(Albion)」**。数百年の時を経て魔法が戻ってきたこの世界で、プレイヤーは「選ばれし者」として古代の仮面の力を操ることになる。

プレイヤーの選択一つで王国の権力構造が変わり、裏切り、陰謀、政治的葛藤が世界全域に波及する。メインクエストを進める中で、この世界の真実に迫っていくこととなる。


『MASTERS OF ALBION』作品情報

項目内容
開発元22cans (イギリス)
プラットフォームPC (Steam 早期アクセス) / ※コンソールも後日予定
ジャンルゴッドゲーム / 戦略シミュレーション
リリース予定日2026年 4월 22일
主要スタッフピーター・モリニュー、マーク・ヒーリー、ラッセル・ショー
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編集部の視点:名誉挽回か、それとも?

ピーター・モリニュー氏への評価は、現在も二分されています。かつての名作群は疑いようのない傑作ですが、近年の『Godus』の中단やNFTゲームへの参入は厳しい批判にさらされました。

しかし、今回公開された映像からは「実際にしっかりと動作し、遊べるゲーム」としての手応えが強く伝わってきます。本人も「『ダンジョンキーパー』を作っていた頃の魔法が戻ってきた」と自信を語っています。伝説の男が最後に放つ渾身の一撃。その真価が問われるのは4月22日、私たちが「神の手」を握る瞬間です。

スチームショップページ:
https://store.steampowered.com/app/3165650/Masters_of_Albion/

Jaechung Lim

インディゲームドットコム編集長, 1990年代に「デジタルライフ」および「ゼウメディア」でゲーム専門記者としてキャリアを開始。その後、複数のマーケティング代理店、開発会社、パブリッシャーを経て、バンダイナムコグループにおいて10年以上にわたり、IPを活用したオンラインゲームおよびモバイルゲームの開発ならびにグローバル事業を主導してきたゲーム業界の専門家である。 現在は、国内外のインディーゲームに関するコンサルティングおよびメンタリングを行うとともに、数多くのコンテストや政府支援事業の専門審査委員として活動している。また、Indiegame.com を通じて、健全なゲーム文化の醸成およびスタートアップならびにインディーゲームの発展に尽力している。