1万本の植樹を目指す「社会貢献型」インディー。レゴのような可愛らしい世界で、自分だけの生態系を作り上げる。
『Treeplanter』は、何かを「完成」させる義務も、敵と戦う緊張感もありません。ただ、あなたの手で木を植え、そこに集まる動物や鳥たちを眺めながら、自分だけの美しい生態系が息づく過程を楽しむ「癒やしの箱庭」です。
■ 1. 手のひらで芽吹く、命のサイクル
本作の核となるのは、直感的な生態系の構築です。
- 四季の移ろい: 春に芽吹き、夏に生い茂り、秋に色づき、冬には雪に覆われる。季節ごとにドラマチックに変化する森の風景を、心ゆくまで鑑賞できます。
- 命の繋がり: 木を植えると地面の下で根が広がる様子が見え、それに応じて動物たちが寄り添います。
- トイボックス体験: 『SUMMERHOUSE』や『Tiny Glade』のように、ルールに縛られず、レゴブロックを積み上げるような感覚で自分好みの自然を作り上げることができます。
■ 2. 6代目農家の「情熱」が、本物の森を作る
開発者の Henry Driver 氏は、イギリス・サフォーク州で6代続く農家の出身であり、同時に著名なデジタルアーティストでもあります。
- 太陽光発電で開発: 彼は環境への負荷を減らすため、太陽光エネルギーを使ってゲームを開発しました。
- 1万本の約束: 開発期間中にすでに地元の農場や学校へ1,000本の木を植えており、今回のリリースを通じて計1万本の植樹と、数百万本の野草を植えることを目標に掲げています。
- アーティストの視点: 彼の作品はテート・ブリテンやテート・リバプールといった一流の美術館でも展示されており、本作のビジュアルも単なるゲームを超えた「動くアート」としての風格を漂わせています。
■ 3. 地域社会と作り上げた「優しい」ゲーム
本作の制作過程には、18歳から20歳の農村地域の若者たちがプロトタイプ制作に参加しました。また、障害者支援団体との協力により、5歳から85歳までの幅広い層がプレイテストを行い、「誰にとっても心地よい体験」になるよう磨き上げられました。
「あなたがデジタルで植えた一本が、イギリスのサフォークに本物の木として根を張る。……これほど素敵な魔法が他にあるでしょうか。」
『Treeplanter(ツリープランター)』作品スペック
| 項目 | 内容 |
| デベロッパー | Henry Driver (イギリス / 農家兼アーティスト) |
| パブリッシャー | Future Friends Games |
| ジャンル | コジー・インタラクティブ / 自然シミュレーション |
| リリース日 | 2026年 4월 19일 |
| プラットフォーム | PC (Steam) |
| 価格 | $3.99 / £3.99 (現在20%ローンチ割引中) |
| 核心要素 | 本物の植樹キャンペーン、四季の変化、ブロック型デザイン、癒やしの音響 |
| プロジェクト目標 | 10,000本の植樹 |
| Steamページ | 自分だけの森を作り、地球を救う |
編集部の視点:2026年、ゲームは「世界を癒やす手段」になる
単なるエンターテインメントとしての「コジー(居心地の良い)」ジャンルを超え、現実の環境問題とダイレクトに結びついた本作の試みは、2026年のインディーシーンにおける一つの「正解」かもしれません。コーヒー一杯分ほどの価格で、あなたはゲームを手に入れ、地球は木を手に入れる。これこそが、Henry Driver氏が描いた「デジタルと大地の共生」の形なのです。
