同人マーケットからインディーゲームの聖地へ…一山(イルサン)KINTEXにて過去最大規模で開催
2026年 1月 6日 | インディーゲームドットコム 編集部
韓国を代表する総合サブカルチャーイベント**『イラストフェス(Illustar Fes)』**が、2026年2月21日から22日の2日間、一山(イルサン)のKINTEX(キンテックス)第1展示場4・5ホールにて、節目の第10回大会を開催する。2023年の初開催以来、急成長を遂げてきた本イベントは、今や同人マーケットを超え、インディーゲームエコシステムの重要なプラットフォームとして定着している。
■ インディーゲームクリエイターの登竜門「イラストプレイ」
今回の第10回イベントの目玉は、インディーゲーム専用の展示・試遊ゾーン**「イラストプレイ(Illustar Play)」**だ。アニメや漫画のファンが多数集まるイベントの特性を活かし、ビジュアルノベル、RPG、アドベンチャーなど、サブカルチャー特有の感性を持つ作品が大きな注目を集めている。
- クリエイター支援: 資金が限られている個人開発チームや小規模スタジオに対し、ブース参加費の支援や、現場でのインターネット・電力などのインフラを無償提供。開発者が「ゲームの試遊」に専念できる環境を整えている。
- ユーザーとの直接交流: 過去の開催では、事前予約だけで2万枚以上のチケットが完売。コアなファン層から即座に生の声(フィードバック)を得られる貴重な機会となっている。
■ 規模の拡大と新たなシナジー
イラストフェスは回を追うごとにインディーゲームゾーンの規模を拡大させてきた。かつての第6・7回では24ものブースを運営し、その需要を証明した。今回の第10回では、以下の付帯イベントも同時開催され、産業としての相乗効果も期待されている。
- 第2回 韓国サブカルチャー公募展: イラスト・音楽部門の展示および授賞式。
- 第2回 イラストコン(IllustarCon): サブカルチャー専門のカンファレンス。業界の現在と未来を展望する。
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■ 参加者と共に作る「クラウドファンディング」の成功
本イベントは、クラウドファンディングプラットフォーム**「Tumblbug(タンブルバック)」**との協力により、ファン参加型の運営を行っている。1月2日時点で目標金額の70%を達成しており、限定グッズ付きチケットパッケージなどが大きな反響を呼んでいる。ファンは単なる観客ではなく、「フェスティバルのサポーター」として開催を支えているのだ。
■ 結論:インディーゲーム展示の新しいモデル
イラストフェスは、同人文化の創作精神とインディーゲームの実験的な試みが融合した、韓国独自の成功モデルを提示している。ブース参加費の免除やインフラ提供といった「クリエイターファースト」の政策は、資金難に苦しむ多くのインディー開発者にとって新たな希望となっている。
2月21日から始まる「第10回イラストフェス」で、どのような独創的なインディーゲームが披露され、どのような新しい出会いが生まれるのか、業界の期待が高まっている。
