25世紀、崩壊寸前の宇宙ステーション「A.R.E.S.」。重力、磁力、そして「時間」を操り、ループする絶望から脱出せよ。ケベックの新星が放つ、没入型パズルの決定版。

『Rivage』は、未知の宇宙現象によって時空が歪み、放棄された宇宙ステーション「A.R.E.S.」を舞台にしたSFパズルアドベンチャーだ。プレイヤーは唯一の生存者である科学者ミランダとなり、孤独な探索を通じてステーションの悲劇を追体験していく。

■ 1. 「SFルービックキューブ」と称される独創的なパズル

本作のパズルは、単なるスイッチのON/OFFには留まらない。

  • 物理法則の操作: 重力や磁力の方向を書き換え、本来なら到達不可能な場所へ道を切り拓く。
  • 時間のコントロール: 最大の壁は「止まった時間」そのものだ。特定のエリアやオブジェクトの時間軸を操作することで、過去の残像を足場にしたり、壊れる前の機械を作動させたりする。
  • 環境ストーリーテリング: 散らばった研究データや遺物の一つ一つがパズルのヒントであり、同時に物語を紐解く重要なピースとなっている。

■ 2. 繰り返される時間の果てに――「K9システム」

本作の核となるのが、情報の橋渡しを担う**「K9システム」**だ。

  • ループを越える記録: ステーションは一定の条件下でリセットされるが、K9システムに記録した回答やデータは次のループへと引き継がれる。
  • 進化する探索: 繰り返しプレイする中での「徒労感」を排除し、プレイヤーが新しい発見と更なる深層への到達に集中できる設計がなされている。

■ 3. ケベックの新鋭 Exnilo Studio の誇り

開発の Exnilo Studio は、カナダ・ケベックを拠点とする新進気鋭のインディースタジオだ。

  • 手仕事へのこだわり: 興味深いことに、彼らはプロトタイプ制作時に一部のビジュアルでAIツールを試用したが、最終的な製品版ではそれらをすべて削除し、アーティストの手作業による高品質なアセットへと置き換えた。その結果、SFらしい冷たさと、人の手の温もりが同居する独特のビジュアルが完成した。

「昨日のあなたの失敗が、今日の私を救う。……このループに、終わりを告げる時が来た。」


■ 早期アクセス前夜:デモ版は81%の肯定評価

公開されたばかりのデモ版(約1時間分)は、すでにSteamで81%の肯定評価を得ており、幸先の良いスタートを切っている。

一部のユーザーからは「解法が難解すぎる場面がある」との指摘もあるが、Raw Furyらしい洗練されたアートワークと、重力・時間を操る新鮮なギミックは「パズルジャンルの新たなスタンダードになり得る」と海外メディアからも高く評価されている。


『Rivage(リヴァージュ)』作品スペック

項目内容
デベロッパーExnilo Studio (カナダ・ケベック)
パブリッシャーRaw Fury (スウェーデン)
ジャンル1人称視点 SF パズルアドベンチャー
プラットフォームPC (Steam)
リリース予定2026年内 (デモ版は配信中)
デモ評価肯定的 (支持率81%)
核心要素時間ループ、重力・磁力パズル、K9情報システム
Steamページ止まった宇宙で答えを探す
※Steamリンクは記事内の情報を反映していますが、詳細は公式ページをご確認ください。

編集部の視点:2026年、パズルは「体験」へと昇華する

ただ論理的に解くだけのパズルはもう古いのかもしれません。『Rivage』が提示するのは、孤独な宇宙ステーションという「空間」そのものを、自らの手で修復し、歴史を書き換えるという強烈な体験です。Exnilo StudioがAIを排除してまでこだわり抜いたビジュアルが、このSFミステリーをどれほど深いものにしているか、ぜひデモ版で体感してみてください。

Editorial Team

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