「99個の共有ライフ」が尽きる前に脱出せよ。クリーチャーが跋扈する遊園地や南極基地を舞台にした、クローン配達員のブラックな生存劇。

2026年 3月 31日 | インディーゲームドットコム 編集部

『Panic Delivery』は、人間を安価に複製できるようになった未来を舞台にした、最大4人プレイの協力型ホラーコメディだ。プレイヤーは使い捨てのクローン配達員となり、怪物たちが溢れる危険地帯へ荷物を届ける過酷な任務に挑むことになる。

■ 1. 「チームで99機」:死がリセットを招く恐怖

本作の最大の特徴は、個人の命ではなくチーム全体で「99個のライフ」を共有するシステムだ。

  • ハイリスクな連帯責任: 誰かが死ぬたびにライフが減り、99個すべてを失うと、そのセッションで得たパッケージや報酬はすべて没収される。
  • 残るもの、消えるもの: ミッションに失敗しても、個人の成長要素やスキン、称号などは維持されるため、何度も挑戦して「最強の配達員」を目指すローグライト的な楽しみも備わっている。

■ 2. 配達、回収、密輸。三つの危険なミッション

プレイヤーには、その場の状況に応じた多様なタスクが課せられる。

  • 配達ミッション: 危険な環境を突破し、目的地まで荷物を運ぶ。
  • 回収ミッション: 紛失した貨物を追跡装置で探し出し、持ち帰る。
  • 密輸ミッション: 人間の抵抗組織と協力し、特殊なパッケージを極秘に届ける。 素早く、そして何より「生きて」届けるほど、報酬は跳ね上がる仕組みだ。

■ 3. 絶えず変化する「パニック・スポット」

配達先はどこも一筋縄ではいかない場所ばかりだ。

  • 多彩なロケーション: クリーチャーに占拠された遊園地、クローンが製造される「パニック・ファクトリー」、未知の秘密が隠された南極基地など。
  • 自動生成される恐怖: ステージはプレイするたびに構造が変化する。プロキシミティ(近接)ボイスチャットを駆使して仲間と連絡を取り合い、手作りの武器やモンスター退治剤を駆使して生き延びろ。

「荷物の破損は許されない。クローンの破損?……それは経비で落ちるから気にするな。」


■ ホラーのベテランが挑む「笑える絶望」

開発の Invader Studios は、これまで『Daymare: 1998』などで重厚なサバイバルホラーを提供してきた。しかし今作では、その確かな恐怖演出をベースにしつつも、ブラックユーモアを大胆にミックス。

SNSやRedditでは早くも「『Lethal Company』のような狂気と、『Daymare』のクオリティが合体した期待作」と注目を集めている。


『Panic Delivery(パニック・デリバリー)』作品スペック

項目内容
デベロッパーInvader Studios (イタリア)
ジャンル協力型ホラーコメディ / ローグライト
プラットフォームPC (Steam)
リリース日2026年 第2四半期 (早期アクセス開始予定)
プレイ人数1〜4人 (オンライン協力)
核心システムチーム共有 99ライフシステム、自動生成マップ
特徴プロキシミティチャット対応、ブラックユーモア溢れる演出
Steamページ決死の配達を予約する

編集部の視点:2026年、協力ホラーは「消耗品」の時代へ

「自分たちが使い捨てのクローンである」という設定が、協力プレイ特有の「うっかりミスでの死亡」を笑いに変える素晴らしいギミックになっています。全滅すればすべてを失う緊張感と、99回もチャンスがあるという安心感のバランスが絶妙です。前作までのシリアスなホラーから一転、インベーダースタジオが仕掛けるこの「陽気な地獄」が、2026年のインディー界に新たな風を吹き込むのは間違いなさそうです。

Editorial Team

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