軽電鉄で巡る架空の都市「リバーラン」。凸凹コンビの霊媒エージェントが、ユーモアと恐怖の入り混じる怪事件に挑む。

2026年 3月 30日 | インディーゲームドットコム 編集部

『Ghost Hunting Journal』は、死後の世界と現実が混ざり合う現代の中国を舞台にしたナラティブ・アドベンチャーだ。現在Steamで無料デモ版が公開されており、その高いストーリー性と「動く漫画」のような演出が、インディーゲームファンの間で熱い視線を浴びている。

■ 1. 「魂の不法占拠者(Soul Squatters)」を追い出せ!

本作の世界では、死後も現世に未練を残した霊たちが都市のあちこちに留まっている。

  • SPR(Soul Squatters): 彼らは「恒久居住霊」あるいは「魂の不法占拠者」と呼ばれ、時に悪戯好き、時に危険な存在として人間の生活を脅かす。
  • スピリット・エージェント: プレイヤーはこの境界線を管理するエージェントとなり、近代的なビル群の影に潜む怪異を追跡する。

■ 2. 性格の異なる2人の主人公:化学反応を楽しむ物語

物語の舞台は、架空の巨大都市「リバーラン(Riverrun)」。

  • ダブル主人公システム: プレイヤーは性格も能力も正反対な2人のエージェントを切り替えながら捜査を進める。
  • ドラマチックな展開: キャラクター同士のウィットに富んだ会話(ケミストリー)が物語を牽引。恐怖だけでなく、笑いと感動が絶妙なバランスで詰め込まれている。

■ 3. 道具を「自作」し、軽電鉄で街を探索する没入感

本作は単なる読み物ではなく、ゲーム的な創意工夫も随所に光る。

  • クラフトシステム: 幽霊を探知・制圧するための特殊な道具を、プレイヤー自ら設計・制作するプロセスが楽しめる。
  • 都市探索: 街を走る「軽電鉄(LRT)」に乗って各エリアを自由に移動。NPCとの交流を通じて、現代の都市伝説を掘り下げていく。

「退治するのではなく、説得するか、あるいは追い出すか。彼らにも彼らなりの『事情』があるようです。」


■ SNSで火がついた「ニッチで深い」魅力

本作が注目された最大の理由は、そのビジュアル表現にあります。X(Twitter)で公開された短いアニメーションクリップは、その表現力豊かなキャラクターの動きと独特の色使いで瞬く間に拡散されました。

「カジュアルな見た目に反して、設定が驚くほど深い」「中国の現代ファンタジーという舞台設定が新鮮」といった声が寄せられており、欧米圏の市場からも高い関心を集めています。


『Ghost Hunting Journal(ゴースト・ハンティング・ジャーナル)』作品スペック

項目内容
デベロッパーSpicy Games (2人組インディースタジオ)
パブリッシャーOkasan’s Recipe (シンガポール)
ジャンルナラティブ・アドベンチャー / 超自然ミステリー
プラットフォームPC (Steam)
リリース日未定 (Steamにて無料デモ公開中)
核心要素手描きアニメ、ダブル主人公、道具クラフト、都市探索
舞台架空の中国大都市「リバーラン(Riverrun)」
Steamページ都市伝説の深淵へ (デモ版・ウィッシュリスト)

編集部の視点:2026年、ナラティブは「感性」を撃ち抜く

『Ghost Hunting Journal』は、まさに今のインディートレンドを象徴する作品です。大手にはできない「個人の作家性」をアニメーションという形で爆発させ、それをSNSという武器で世界に届けた好例と言えるでしょう。2人の主人公の関係性が深まるにつれ、都市の裏側がどう暴かれていくのか。正式リリースが待ち遠しい一本です。

Editorial Team

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