2026年に全プラットフォームで展開へ。待望のXbox版も同時リリース。高校生活の裏側に潜む「世界の綻び」を巡る旅が再び。

2026年 3月 1日 | インディーゲームドットコム 編集部

フィリピンの Polychroma Games は、叙事詩的アドベンチャーゲーム**『Until Then』の拡張コンテンツとなるDLC『Afterimages』**を発表した。本作は2014年のメトロ・マニラを背景に、日常が徐々に崩壊していく不安と、その中で育まれる人間関係を繊細に描き、世界中のプレイヤーから涙と絶賛を浴びた一作だ。

■ 1. 原作『Until Then』が残した衝撃

本作は、世界規模の災厄「ザ・ルーリング」を経験した後のフィリピンが舞台となっている。

  • 日常に潜む違和感: 主人公マーク・ボルハは、デジャヴ(既視感)のような奇妙な現象に悩まされる。学校へ行き、SNSをチェックし、友人と語らう――そんな当たり前の日常の端々から、記憶のズレや世界の綻びが露呈していく。
  • 2.5Dピクセルアートの魔法: 暖かくもどこか切ないマニラの風景が、グリッチ効果や独特の演出によって、プレイヤーを心理的な没入感へと誘う。
  • 普遍的な青春像: 設定はフィリピンという地域に根ざしているが、描かれる友情や喪失感は、国境を越えて多くのゲーマーの心に深く突き刺さった。

■ 2. DLC『Afterimages』:残された人々の物語

新DLCでは、本編のその後の感情に焦点を当てた、2つの新規チャプターが追加される。

  • チャプター1(ソフィアの帰郷): 故郷に戻った彼女が、過去の記憶と向き合いながら「残された者」として生きていく意味を再考する。
  • チャプター2(マークの再会): 主人公マークがかつての友人と再会するが、そこには新たな関係の変化が待っていた。嫉妬、未練、そして成長の瞬間を「不在の重み」と共に描き出す。
  • 新システム: キャラクターの心理を暗示する**「タロ・リーディング」や、日常の温もりを感じさせる「ベーキング(お菓子作り)ミニゲーム」**、さらにマッチングアプリや動画配信プラットフォームを模したスマホ機能の拡張が行われる。

■ 3. 東南アジア・インディーの金字塔として

『Until Then』はリリース後、GLAADメディアアワードやTIGAアワードの候補に挙がるなど、そのストーリーテリングの質の高さが証明されている。

  • 圧倒的な支持: Steamでのユーザー評価は97%「圧倒的に好評」。今回の発表により、Xbox版の追加も決定し、PC、PS5、Switchを含む主要全プラットフォームで本作を楽しめる環境が整うことになる。

「失ったものは、消え去るのではなく“残像”として心に刻まれる。」


『Until Then』作品・DLC情報

項目内容
デベロッパーPolychroma Games (フィリピン)
パブリッシャーMaximum Entertainment
DLCタイトルAfterimages (2026年予定)
プラットフォームPC, PS5, Switch, Xbox Series X|S (2026年追加)
ユーザー評価圧倒的に好評 (97%)
公式ページSteamストアでチェック

編集部の視点:地域性と普遍性の融合

本作の成功は、東南アジアのインディーシーンにとって大きなマイルストーンとなりました。フィリピン特有の文化背景(ジ프ニーや現地の食べ物、独特の空気感)を丁寧に描きながら、誰もが経験する「喪失」という感情に繋げた手腕は見事です。DLCで描かれる「感情の残像」が、私たちにどのような新しい涙を運んでくるのか、期待せずにはいられません。

スチームショップページ:
https://store.steampowered.com/app/1574820/Until_Then/

Editorial Team

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