動物との絆と過酷な環境が織りなす叙事詩的体験。マーベラスのインディー支援プログラム採択作。

2026年 1月 8日 | インディーゲームドットコム 編集部

東京に拠点を置くインディーゲームスタジオ **RexLabo(レクスラボ)が開発し、PARCO GAMESがパブリッシングを務める『Nova Antarctica(ノヴァ・アンタークティカ)』**が、2026年1月28日にSteamにてリリースされる。荒廃した西暦2900年の地球を舞台に、一人の孤独な子供が、人類最後の希望が託された南極へと旅立つ物語だ。

■ 南極で出会う意外な「友」:動物との共生

本作の最大の特徴は、南極の生態系とのインタラクションにある。嵐で座礁した船から逃げ出した動物たちが南極に適応したという設定のもと、プレイヤーはペンギンや狼だけでなく、本来の南極には存在しないトラやレッサーパンダとも心を通わせることができる。狼の背に乗って雪原を駆け抜けたり、それぞれの動物が持つ特殊能力を借りて生存圏を広げていくシステムは、従来のサバイバルゲームとは一線を画す体験を提供する。

■ 極限の環境と失われた技術「3Dプリンティング」

氷点下80度の吹雪、放射能の雨、落雷、濃霧など、南極の過酷な気象現象はプレイヤーの行く手を阻む。過去の戦争の爪痕である核汚染地帯を、消毒装置を駆使して浄化しながら進まなければならない。

  • 高度なクラフト: 高性能3Dプリンターで遺物や部品をスキャンしてリストに登録。そこからサバイバルに必要な道具から大規模な装置までを構築していく。
  • 戦略的なリソース管理: スタミナが自然回復しないため、すべての行動に慎重な判断が求められる。

■ 言葉を超えて伝わる孤独と希望

『Nova Antarctica』は、直接的な台詞を排除し、環境演出と物語の分岐によってストーリーを展開する。プレイヤーの選択によって主人公と動物たちの運命が分かれ、南極の深層に隠された真実へと近づく過程で、多様なエンディングを迎えることになる。

■ 日本のインディーが生む「生存」の新しい形

『The Long Dark』や『Subnautica』など、著名なサバイバルゲームの多くが北米・欧州のスタジオから誕生してきたが、RexLaboによる本作は、西洋的なサバイバル要素に日本特有の叙情的なナラティブを融合させた。マーベラス(Marvelous)のインディーインキュベータープログラムの支援を受け、磨き上げられた完成度にも期待が集まっている。

現在、Steamでは時間制限なしで自由な探索が可能なアップデート・デモ版が公開中だ。

[Game Information]

  • Title: Nova Antarctica
  • Developer: RexLabo
  • Publisher: PARCO GAMES
  • Release Date: January 28, 2026
  • Platform: PC (Steam)
  • Steam Page: Nova Antarctica on Steam

スタジオ紹介:RexLabo(レクスラボ)

RexLaboは、東京を拠点とする少人数のインディーズゲーム開発スタジオです。技術力とエモーショナルな物語を融合させた作品作りが特徴で、日本初のインディーゲームインキュベーションプログラム**「iGi (Indie Game Incubator)」の第1期生**として選出された実力派スタジオです。

スタジオ情報 & 公式リンク

項目内容
スタジオ名RexLabo合同会社 (RexLabo LLC)
代表者 / 開発者林 賢道 (m.Hayashi)
設立日2022年3月29日
主要沿革・2020年:INDIE Live Expoにてプロジェクト初公開
・2021年:iGi 1期生として選出・育成を受ける
・2022年:法人化、Steamストアページ公開
・2025年:PARCO GAMESとパブリッシング契約を締結
代表作Nova Antarctica (ノバ・アンタークティカ)
公式サイトrexlabo.com
SteamページNova Antarctica (Steam)
公式トレーラーYouTube ゲームプレイトレーラー
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